鎌倉殿の13人:“千葉の爺さん”がゆかりの地でトーク 岡本信人「千葉の誇り、常胤を演じることができて光栄」 阿南健治&大野泰広も登場

大河ドラマ「鎌倉殿の13人」スペシャルトークショーに登場した(左から)大野泰広さん、岡本信人さん、阿南健治さん=NHK提供
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大河ドラマ「鎌倉殿の13人」スペシャルトークショーに登場した(左から)大野泰広さん、岡本信人さん、阿南健治さん=NHK提供

 NHK大河ドラマ鎌倉殿の13人」(総合、日曜午後8時ほか)で、下総の豪族・千葉常胤を演じる岡本信人さんが、土肥実平役の阿南健治さん、足立遠元役の大野泰広さんとともに、千葉県教育会館(千葉市中央区)で8月20日に開催されたスペシャルトークショーに登場した。

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 千葉市は常胤の父・常重が本拠を構えたことにより、町の歴史が始まった千葉一族ゆかりの地。岡本さん演じる常胤は、頼朝に「父と思う」と慕われ、鎌倉幕府の成立に大きく貢献し、全国各地に所領を拡大した千葉一族中興の祖とされている。高齢ながら血気盛んな「千葉の爺さん」こと千葉常胤。歴史上では63歳で頼朝の挙兵に応じ、72歳で東海道大将軍として奥州合戦に参戦、84歳という当時異例ともいえる長寿を全うした。

 トークショーに先立ち、岡本さんは、千葉一族にゆかりのある千葉市立郷土博物館や千葉神社(いずれも千葉市内)を訪問。また昼食には、鎌倉時代の食文化や当時の祝宴の史実から着想を得て、地元の商店街振興組合の有志で構成された「千葉歴食の会」が考案した常胤御膳を堪能し、あわびのみそ漬け焼きや鯛の源平盛りなどに舌鼓を打った。

 トークショーは2部制。1部では歴史系ポッドキャスト「コテンラジオ」を運営する株式会社COTENの深井龍之介さんが、歴史系タレントの晴野未子さんを聞き手に、ドラマでは語られなかった歴史的背景や千葉常胤の功績についてわかりやすく解説した。

 後半では、岡本さんが聞き手に加わり、深井さんの語るドラマと史実のギャップに興味深く聞き入っていた。

 2部では、いよいよ常胤役の岡本さんをはじめ、相模の土肥実平役の阿南さん、武蔵の足立遠元役の大野さんが登場。坂東武者3人は、誰が頼朝に一番貢献した御家人だったかプレゼンをしたり、「もしも○○だったら」などのテーマで話に花を咲かせ、会場に集まった約400名の観客を大いに盛り上げた。

 既にクランクアップを迎えた岡本さんと阿南さんは、今後の大河ドラマのシナリオを、大野さんに問いかける場面も。岡本さんは最後に「千葉の皆さんに温かく受け入れていただき、ホッとしている。千葉の誇り、千葉常胤を演じることができて、光栄だった」と感想を語った。

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