赤井英和:道頓堀で驚かれ「うれしかった」 映画舞台あいさつに西成出身ラッパーも登場

映画「AKAI」大阪舞台あいさつに出席した赤井英和さん
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映画「AKAI」大阪舞台あいさつに出席した赤井英和さん

 俳優の赤井英和さんが8月26日、大阪市内で行われた、自身のプロボクサー時代の映像などを収めたドキュメンタリー映画「AKAI」(赤井英五郎監督、9月9日公開)の舞台あいさつに出席。直前に、映画のチラシを配りながら道頓堀を練り歩いたが、「(通行人と)写真を撮ったり、『えっ、ほんまに?』と驚いていただいたり、『映画に行く!』と言ってもらえて、うれしく思います」と喜んでいた。

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 24日には東京で完成披露舞台あいさつを行った。東京と大阪の違いについて聞かれると、「地元が(大阪の)西成・釜ヶ崎、あいりん地区で、今でも歩いていたらニッカポッカと地下足袋のおっちゃんが『お帰り!』と言ってくれるので、帰ってきたという気持ち」と地元・大阪に思い入れたっぷりの様子で語った。

 舞台あいさつには、赤井さんとは同じ小学校の出身で、エンディングテーマを歌うラッパーのSHINGO★西成さんも登場。楽曲を披露すると、赤井さんは「久しぶりに生で聴かせていただいて、動悸(どうき)がしました」と冗談を交えつつ、感動の面持ちだった。

 赤井さんは、かつては“浪速のロッキー”の異名を持つプロボクサーで、1980年に鮮烈なデビューを飾ると、21戦19勝16KO2敗という戦績を残した。映画は、赤井さんの俳優デビュー作「どついたるねん」(1989年)の阪本順治監督が全面協力。再起不能のダウンから復活を遂げ、主演として自身を演じた「どついたるねん」と、世界王者に挑戦した「ブルース・カリー戦」、引退の引き金になった「大和田正春戦」の迫力の試合映像、貴重なインタビューなどを収めている。赤井さんの長男で自身もプロボクサーの英五郎さんがメガホンをとった。

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