野田洋次郎:「僕たち人類が、どこか愛おしく感じた」 「石子と羽男」主題歌に込めた思い

ドラマ「石子と羽男-そんなコトで訴えます?-」の一場面(C)TBS
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ドラマ「石子と羽男-そんなコトで訴えます?-」の一場面(C)TBS

 女優の有村架純さんと俳優の中村倫也さんがダブル主演を務める連続ドラマ「石子と羽男-そんなコトで訴えます?-」(TBS系、金曜午後10時)。ドラマの主題歌「人間ごっこ」を書き下ろしたロックバンド「RADWIMPS(ラッドウィンプス)」の野田洋次郎さんに、楽曲への思いを聞いた。

ウナギノボリ

 ◇野田洋次郎さんコメント

 僕たちの生きる世界は、見えない、聞こえない苦しみや葛藤、やり場のない声であふれています。そんな「声たち」のエネルギーのようなものを曲にできないだろうかと強く思い、楽曲に向かいました。人間の日々は自分の好き勝手に生きられる時間などほとんどないように思います。社会があり、上下があり、横のつながりがあり、いくつものコミュニティーがあり、それぞれで自分の役割がある。その中でたくさんの感情を動かし、時にすり減らしながら生きている僕たちはまるで「人間ごっこ」だなと感じました。

 でもこのタイトルにした時、悲観的な意味だけではなく人間ごっこを頑張ってやり続ける僕たち人類が、どこか愛おしくも感じました。当初は「録画で(いいから)追いかけて見たい」くらいの気持ちでした。正直連続ドラマをリアルタイムでまともに最後に見たのは10年以上前な気がします。

 見ていて最後、毎回気持ちがよくなります。ふと疲れた時、しんどい時、ふと力を抜きたい時、そしてまたそこから奮起する時。そんな時に聞いてほしい楽曲です。

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