石子と羽男:ギャラクシー賞月間賞受賞 ファスト映画、トー横キッズなど「現代の事象をいち早く取り込んだ」

連続ドラマ「石子と羽男-そんなコトで訴えます?-」の一場面(C)TBS
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連続ドラマ「石子と羽男-そんなコトで訴えます?-」の一場面(C)TBS

 女優の有村架純さんと俳優の中村倫也さんダブル主演で、7月期に放送された連続ドラマ「石子と羽男-そんなコトで訴えます?-」(TBS系、金曜午後10時)が、放送文化の向上に貢献した番組や個人・団体を表彰する「ギャラクシー賞」の2022年9月度月間賞を受賞したことが10月20日、明らかになった。

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 ギャラクシー賞は、放送批評懇談会が日本の放送文化の質的な向上を願って1963年に創設。同懇談会は「扱う事件が『カフェでの携帯充電』『ファスト映画』『トー横キッズ』など、現代ならではの事象をいち早く取り込んでいて惹(ひ)かれた。主人公の男女が恋愛関係ではなく、心の弱さや痛みを支え寄り添いあうバディとなる展開も新鮮で好感。最終話の傘をかざすシーンは名場面。全編の積み重ねが集約していた」と評した。

 本作を手がけた新井順子プロデューサーは「『石子と羽男』は、10本の物語を通して視聴者の皆さんが何かを感じて少しでも勇気が湧いたり、少しでも前に進むきっかけになる作品になれば良いなと思い制作しました。そのドラマが、このように評価をいただくことができて心からうれしく思います。どんな時でも、誰でも自由に声をあげることができる社会になりますように。きょうも石子と羽男はどこかで依頼人のために奔走しています! このたびはありがとうございました」とコメントした。

 ドラマは、東大卒ながら司法試験に4回落ちた崖っぷちの法律事務員・石田硝子(通称・石子、有村さん)と、一発合格した高卒の弁護士・羽根岡佳男(通称・羽男、中村さん)がコンビを組むリーガルエンターテインメント。

 本作のブルーレイディスク(BD)とDVDは2023年2月10日発売予定。価格は、BDが29040円。DVDが22990円。いずれも税込み。

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