ファーストペンギン!:森下佳子脚本に好評続々 「フックの効いた展開さすが」「怒りのパワーがすごい」

連続ドラマ「ファーストペンギン!」第1話の場面写真=日本テレビ提供
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連続ドラマ「ファーストペンギン!」第1話の場面写真=日本テレビ提供

 女優の奈緒さん主演の連続ドラマ「ファーストペンギン!」(日本テレビ系、水曜午後10時)の第1話が10月5日に放送された。実話を基にした森下佳子さんの脚本で、「安定して面白い」「見ていて飽きない」と、視聴者に好評だった。

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 第1話では、主人公のシングルマザー・岩崎和佳(のどか、奈緒さん)が、漁船団の立て直しを依頼した漁師の片岡洋(堤真一さん)に、魚の直販業「お魚ボックス」案を提案する。

 和佳の案が国の承認を得たことで片岡は乗り気になるが、漁協の組合長・杉浦久光(梅沢富美男さん)に怒鳴られ、態度を一変。「こんなにしてくれとは全く頼んでなかったもんで」と、しらばっくれた。

 裏切られた形になった和佳は、片岡を「クソひょっとこ」と罵倒。港町の未来を考えない杉浦に対しても「イカれドタコ」と言い放った。

 森下さんは、NHK大河ドラマ「おんな城主 直虎」をはじめ、「JIN-仁-」(TBS系)、「義母と娘のブルース」(同)、「天国と地獄~サイコな2人~」(同)などの脚本を手がけ、2023年1月から放送の「大奥」(NHK総合)も担当する。

 SNSでは「森下脚本から感じられる理不尽な社会に対する怒りのパワーがすごくて、めっちゃ好き」「継続視聴へ導くフックの効いた展開はさすが」「森下さんの描く強くてめげない女は、励まされる人が多いと思う」といったコメントが並んだ。

 ドラマは、和佳が経営難に苦しむ漁師たちと出会い、古い常識や慣習を次々に打ち破りながら漁船団を立て直す姿を描く。山口県萩市で20代ながら、既成の漁業の在り方にこだわらず、漁師たちが捕った魚を市場を通さず自ら直接販売する「6次産業化」を実現した坪内知佳さんがモデルだ。

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