舞いあがれ！：めぐみが舞との別れを決断　視聴者拍手「抱え込んでしまう母親って育児あるある」

　福原遥さん主演のNHK連続テレビ小説（朝ドラ）「舞いあがれ！」（総合、月～土曜午前8時ほか）の第5回が10月7日に放送された。同回では、めぐみ（永作博美さん）と舞（浅田芭路ちゃん）の別れのシーンが描かれ、視聴者からは「めぐみさんは精いっぱい子育てと仕事を頑張る良き母」と、めぐみへの反響が多く集まった。

ウナギノボリ

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　第5回では、舞が校外学習で磯へ行く。そんな中、生徒の一人が裸足で海に入り、オコゼを踏んでしまい、周りはパニック状態に。舞は海から出ようとするが、転んでけがをしてしまう。めぐみと祥子（高畑淳子さん）は手作りのジャムを車で運搬している途中でその騒動に遭遇。めぐみは、車を降りて一目散に舞のもとへ駆けていく。

　家に帰り、落ち込んだ様子の舞。めぐみは「来たばっかりなんやし、もっと慎重に考えなあかんかったな。ごめんな、舞。ゆっくり少しずつやらな、しんどなるよね？」と問いかけるも、舞は元気のない声で「うん……」とうつむく。

　そんな2人を見ていた祥子は「めぐみ、帰ってくんね。舞のことば心配しすぎとる。舞はここん来てから、ず～っとめぐみの顔色ばうかがっとる」と告げる。めぐみは「そがんこと……」と言うも、何かに気づく。

　その後、めぐみは一人で夜の港に。「やめといた方がええかな？」「やめとく……」など舞が“諦める”回想が流れ、めぐみは「はあ～」と大きなため息をつく。そして、就寝前の舞に「お母ちゃん、いっぺん家帰るわ。舞はもうちょっと、五島にいてる方がええと思う。舞のペースでゆっくりやってたら元気になれると思う。おばあちゃんもいてるし、舞は絶対元気になれる！」と、祥子の言葉を受け入れて東大阪の自宅に戻ることを決めた。

　眠りにつけない舞は、後ろからめぐみに抱きつき、めぐみは優しく小さな手を握る。そして朝を迎えると、めぐみはそっと舞のおでこに自分のおでこをあてて「熱、ないな」とほほ笑んだ。

　そして、舞とめぐみは手をつなぎながら、フェリーの前にたどり着く。めぐみは祥子に「母ちゃん、舞のことよろしくお願いします」と告げると、祥子は「およ」とひと言。舞に対しては「舞、おばあちゃんの言うこと、よう聞くんよ」と言い、舞は悲しげな表情で「うん」とうなずいた。めぐみは一度だけ振り返り、舞に手を振ってフェリーに乗り込んでいった。

　SNSでは「めぐみさんが苦しい決断をして大阪へ帰った。立派！」「めぐみさんは本当に舞ちゃんのこと一生懸命考えて行動してたんだね」「何でも1人で抱え込んでしまう母親ってほんと育児あるある。自分の非を悟るめぐみさんはほんと聡明だと思う」「自分なら同じ決断はできない……すごいです」などのコメントが寄せられている。