鎌倉殿の13人:小栗旬が感じた小池栄子のすごみ 悲しみや苦しみに蓋をして表現した政子の明るさ

NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」の一場面(C)NHK
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NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」の一場面(C)NHK

 12月18日放送の最終回に向けて、物語はクライマックスを迎えつつあるNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」(総合、日曜午後8時ほか)。主人公・北条義時として、約1年5カ月にわたり、撮影に臨んできたのが小栗旬さんだ。ほかにも、北条政子役の小池栄子さん、三浦義村役の山本耕史さんら長い時間を過ごしたキャスト陣がいる。脚本を手掛けた三谷幸喜さんを含め、共に歩んだ仲間たちへの思いを、クランクアップ後の小栗さんに尋ねた。

 ◇三谷脚本は「神がかっている」 感じた“大河ドラマ愛”

 2004年の「新選組!」、2016年の「真田丸」に続き3度目の大河ドラマ執筆となる三谷さんの脚本について、小栗さんは「全編通して、こんなにも説明せりふが少ないのはなかなかないと思っていて、そこはまず三谷さんのすごく優れているところだと思います」と語る。

 続けて「僕が偉そうなこというのも何ですが、神がかっていると思うくらい毎話毎話、台本を読むのが楽しみでした。俳優部よりも美術チームなどスタッフさんは、いろいろな準備が必要で大変だったとは思いますが、物語が面白いからこそ各セクションが世界観を作り出した。本当に大河ドラマを愛している方なんだということが台本から伝わってきましたし、自分にとってもありがたいことでした」と振り返る。

 ◇「絶対に自分を裏切ることはない」義村を信じ続けた義時

 山本さんが演じた義村は「義時の生涯の盟友」とも言われる。小栗さんは「彼はつかみどころがない人。でも、『絶対に自分を裏切ることはない』と思って一緒に過ごしてきましたし、死んだらおしまいという義村の考え方は理解できます。幼いころから共に生きてきたので、いつになっても幼なじみという存在です」と義村への信頼を口にする。

 山本さんに対しては「しっかりしたリアクションをとってくれるので、自分が怖い芝居をしたり大きく見せるような演技をする必要がありませんでした。義村も義時のこともしっかり理解して表現してくれるので、義時に対してどのようなことを感じているのかを自然に演じてくれて、救われる瞬間は多々あったと感じています」と話してくれた。

 ◇最後の最後まで守りたい存在 小池栄子が演じた政子は「本当に明るい」

 そして、源頼朝(大泉洋さん)の妻で義時の姉・政子を演じたのが小池さん。小栗さんは「政子のおかげで北条家の人生が変わっていったので、やっぱり最後まで守りたい存在の一つでした。義時が最後の最後まで守りたかったのは、政子の純粋さだったり、昔の自分と重なる息子の泰時(坂口健太郎さん)。守りたい政子、泰時を真っすぐに演じてくれた栄子ちゃんと坂口君には感謝ですし、僕もすごく楽しかったです」と明かす。

 政子は自身の子供の源頼家(金子大地さん)を亡くすなど、悲しい出来事が次々と彼女を襲ったが「なんで普通にしていられるんだろうと思うことがたくさんありました。深い悲しみがきても自分の人生が続く限り生きていかなければならない。悲しみや苦しみに蓋(ふた)をして生きていったのかなと。栄子ちゃんの政子って本当に明るくて、つらいこともあるのにその明るさを表現できるのは栄子ちゃんのすごさだし、鎌倉殿の13人という作品に説得力をもたらしてくれたのかなと思います」と惜しみない賛辞を送った。

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