新婚さんいらっしゃい!:疲労困憊、コロナ禍の保健所職員救った妻の陽気なラップ 過酷な状況乗り越え

12月17日放送の「新婚さんいらっしゃい!」の一場面=ABCテレビ提供
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12月17日放送の「新婚さんいらっしゃい!」の一場面=ABCテレビ提供

 藤井隆さんと井上咲楽さんがMCを務める長寿バラエティー番組「新婚さんいらっしゃい!」(ABCテレビ・テレビ朝日系、日曜午後0時55分)。12月17日の番組には、コロナ禍の最前線で奮闘する保健所職員の夫と、底抜けの明るさと愛情で支える妻が登場する。

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 2人の出会いは3年前の合コン。幼稚園の先生として働いていた妻はとにかく明るい性格で、合コンが始まるや、ラップ調の陽気な自己紹介を披露した。一方、夫は熊本県庁勤務の寡黙な公務員。彼女の自己紹介を見るや「この子と付き合うと疲れそう……」と気が重くなり、敬遠気味に。その日は連絡先を交換するだけでお開きとなったと振り返る。

 その後、コロナ禍に突入。流行のまっただ中、彼は保健所業務を担当することになった。未知のウイルスに対応するマニュアルもなかった当時、一日中ひっきりなしにかかってくる電話に応対する毎日で、とにかく疲労困憊(こんぱい)だったという。そんなある日、疲れきって帰宅し、部屋で一人ぼんやりとしているとき、ふと合コンでの元気で明るい彼女の声が耳元に降りてきたという。夫は当時のことを「疲れ切った自分を励まして欲しかったのだと思う」と振り返る。

 すぐに彼女に連絡を取り、再会した2人。パワースポットにデートに行った際は、彼女の陽気な性格ゆえの“衝撃ハプニング”が連発したという。しかし、その天真らんまんな姿に徐々に惹(ひ)かれていったという夫。そして交際に発展した。

 しかし、コロナ患者とも関わる彼は「自由に会えないことでさびしい思いをさせてしまう」「子供と触れ合う彼女にもしものことがあってはいけない」と葛藤の毎日だったという。だが、献身的な彼女の支えが、そんな彼の苦悩を吹き飛ばした。二人三脚で過酷な状況を力強く乗り越えてきた2人の愛の軌跡が明かされる。

 この日の番組には、再婚同士の50代シニアカップルも登場する。

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