相棒season21:“黒いコートの女”橋本マナミの悲惨な半生に視聴者「ひたすら可哀想」(ネタバレあり)

連続ドラマ「相棒season21」第10話「黒いコートの女」の一場面=テレビ朝日提供
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連続ドラマ「相棒season21」第10話「黒いコートの女」の一場面=テレビ朝日提供

 人気刑事ドラマ「相棒season21」(テレビ朝日系、水曜午後9時)第10話「黒いコートの女」が12月21日に放送。橋本マナミさんが演じた“黒いコートの女”菅野茉奈美の悲しい半生に「ひたすら可哀想」と同情の声が上がった。

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 ◇以下、ネタバレがあります

 宝石窃盗グループの容疑者の一人・国枝が黒いコートを着た女性(橋本マナミさん)に追いかけられ、歩道橋から転落死する。直後、右京(水谷豊さん)と薫(寺脇康文さん)は国枝のアパートで黒いコートの女性に遭遇するが、事情聴取前に見失う。目撃者の証言によると、女性は「ダイヤ」を探していたという。窃盗グループと何らかの接点があると見た2人は、周辺を捜査。国枝が最近、誰かをゆすろうとしていたことが判明する。

 発信履歴から都内の輸入雑貨店を訪れると、店主の安西は激しく動揺。その様子から恐喝の被害者では、と推測する。国枝の部屋からは6年前の殺人事件の重要証拠が発見され……という展開だった。

 6年前、“黒いコートの女”こと菅野茉奈美は早くに夫を亡くし、悲しみに打ちひしがれる中、娘のダイアも若い男たちに誘拐される。さらに、取り戻そうとした茉奈美はもみ合っているうちに犯人の一人を刺し殺してしまう。しかし、ダイアは見つからず、茉奈美は逃亡しながら娘を探し続けていた。

 実はダイアを誘拐したもう一人の犯人は少年院を出たばかりの国枝で、安西が保護司としてついていたものの、弱みをにぎられていた安西は、国枝のうそのアリバイを証言。さらに子供ができなかった安西は、最終的に夫婦でダイアを引き取り、美月と名付けて育てていた。

 そして、ひょんなことから美月が愛娘のダイアであることを知った茉奈美は美月を誘拐してしまう。当初は楽しく遊んでいたものの、「ママに会いたい!」と泣く美月に、自分が生んだことを伝える茉奈美だったが、美月は「おばさん大嫌い!」と激しく拒否。思わず茉奈美は美月の首に手をかけてしまうが、右京の一喝で思い直し、「おばさんうそついちゃった。ごめんなさい」と謝罪。すると美月も「大嫌いって言って、ごめんなさい」と声をかけ、茉奈美は警官に連行されるのだった。

 不運と悲劇に見舞われた茉奈美の半生に、SNSには「あまりにもかわいそ過ぎる」「不幸過ぎて……」といった声が上がっていた。

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