タモリ:テレビのキスシーンに”家族が固まった”子供の頃の夕食風景 昨年の散歩中に100メートル走ったタイムは22秒 「徹子の部屋」で語る

タモリさん
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 タモリさんが、12月28日に放送された黒柳徹子さんの長寿トーク番組「徹子の部屋」(テレビ朝日系)に出演。少年時代にテレビが家に届いた日のエピソードや、一家だんらんの思い出のほか、謎に包まれた私生活についても明かした。

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 タモリさんは、終戦から1週間後の1945年8月22日生まれの77歳。来年でテレビの放送開始から70年たつが、タモリさんが子供の頃、テレビは非常に高価で一般家庭ではなかなか手に入らなかった。昭和30年代初頭にテレビが自宅に届いた日には、父は会社を休み、姉は学校を早退。近所の人がテレビを見に自宅に上がりこみ、祖父がお酒を振る舞っていたという。タモリさんは「大変なイベントですよ」と振り返った。当時はテレビ放送の休止時間帯に「テストパターン」という試験電波放送が流れており、タモリさんは「それさえも珍しくて、ずっと見ていましたからね」と懐かしそうに語った。

 また、一家だんらんのときには常にテレビが中心にあったといい、「夕食って一家そろって食べるものじゃないですか。塾なんかない時代ですからね」と話し、「家族でテレビを囲んでいるときに、ドラマでキスシーンが流れると家族が固まるんですよ。お箸が動かない。親父(おやじ)だけが感心したような顔をしていて。キスシーンが終わると同時にお袋が『じゃあ、お茶でも』なんて言ってね。不思議な雰囲気が漂うんですよ」と笑った。

 話題は、タモリさんの謎に包まれた私生活へ。タモリさんは、中学時代は陸上部に所属し、短距離走が得意だった。「50メートル7秒切っていた」といい、「去年、散歩中に100メートルのトラックがあるのを見つけて走ったら22秒だった」と最近の100メートル走のタイムを明かした。

 また、黒柳さんに起床時間を聞かれると「大体6時くらい。就寝時間はバラバラですね」と返答。「昔、森田健作さんに電話をした人が、夜の9時ごろなのに『こんな夜中にどうした』と言われたと聞いてばかにしていたんですけど、(自分も今は)早いときは夜7時くらいに寝ます」と告白。

 朝食は自分が食べたいものを作っているといい、「今朝は塩ジャケを焼いて、ロメインレタスとトマトのサラダ。あとは、(福岡の郷土料理の)“おきゅうと”を酢じょうゆで食べるんです。それと納豆と豆腐のみそ汁」と健康的な食生活について語った。

 かつてタモリさんの手料理をごちそうになったことがある黒柳さんは、「あれ以来あんなにおいしいものを食べていないですよ」と料理の腕前を絶賛していた。

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