舞いあがれ!:笠巻「お前はもう一人前や」 “章兄ちゃん”への言葉に「感慨深い」「優しさが詰まってた」

NHK連続テレビ小説「舞いあがれ!」第63回の一場面(C)NHK
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NHK連続テレビ小説「舞いあがれ!」第63回の一場面(C)NHK

 福原遥さん主演のNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「舞いあがれ!」(総合、月~土曜午前8時ほか)の第63回が12月28日に放送された。同回では、長年にわたりIWAKURAに勤めている章(葵揚さん)が、転職を悩むシーンが描かれ、視聴者から多くの反響が集まった。

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 同じく、IWAKURAで働き続けている笠巻(古舘寛治さん)が章に「どないしてん? 何悩んでんねん」と尋ねる。「何もないですよ」とごまかす章だったが、笠巻は「隠せると思うなよ。何年の付き合いやと思うてくれてんねん」と告げる。

 観念した章は、他の工場から誘いを受けていることを明かし「給料も、今の倍出すて。俺はね、IWAKURA入ったばっかりのときから、仕事で迷たら笠巻さんを手本にしてたんです。笠巻さんやったらどないすんねやろと考えて、俺そうやって仕事覚えたんですよ。笠巻さんやったら断るでしょ? それが正しいって俺かて分かってるんです」と率直な思いを語る。

 笠巻は「うん……。せやな、俺やったら断る。けど、もうまねせんかてええ。俺と違って、お前は子供を育てていかなあかん。3人もな。背負ってるもんが違う。ええか、章。お前はもう一人前や。どこ行ったかて、どこでもやっていける腕のいい職人や。自分で考えて、答え見つけたらええ」と話し、章は複雑な表情を浮かべていた。

 SNSでは「笠巻さんに『お前はもう一人前や』って言われるなんて」「章兄ちゃん毎日揺れに揺れてるんやろな……」「笠やんかっこよかったなー。章くんも一人前と認められて感慨深い」「こういう状況下だと誰も他の人の判断を責められないからね」「2人の長い関係性、2人の優しさが詰まっていた」といった感想が集まっている。

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