俳優の山下智久さんが、映画「SEE HEAR LOVE ~見えなくても聞こえなくても愛してる~」で主演を務めることが1月13日、明らかになった。NASTY CATさんによるウェブマンガ「見えなくても聞こえなくても愛してる」を実写化。次第に目が見えなくなる病を患った男性マンガ家と、生まれつき聴覚障害を持つ女性の切なくも温かいラブストーリーを描く。大ヒットを記録した韓国映画「私の頭の中の消しゴム」(2004年)のイ・ジェハンさんが監督を務め、日韓で共同制作する。2023年に動画配信サービス「Amazon Prime Video」で独占配信予定。
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山下さんがラブストーリーに出演するのは、2017年に放送された連続ドラマ「ボク、運命の人です。」(日本テレビ系)以来、約6年ぶり。今作では、自身初となるマンガ家役、視覚障害者役に挑む。
マンガを描いて生計を立てていた泉本真治(山下さん)は、視力を徐々に失う病を患い、やっと軌道に乗ってきた連載漫画を休載することに。一緒に暮らしていた祖母の面倒も見きれなくなっていく。孤独と恐怖に襲われ、ベランダから身を投げ出そうと考えていた真治だったが、真治のマンガのファンで、耳が聞こえない相田響に助けられる。こうして出会った真治と響は支え合っていく。
山下さんたちは1月10日にクランクインし、現在撮影中。山下さん、イ監督のコメントは以下の通り。
以前から、イ・ジェハン監督のファンでもありましたので、今回のお話をいただいた時、とても光栄に思ったのと同時に、この作品を見てくださる方に何を受け取ってもらえるか深く考えました。
視力を失うという厳しい現実を突きつけられた真治が耳の聞こえない響と出会うことで、どう成長し何を乗り越えていくのか。昨日までの当たり前が、突然奪われてしまう。そんな状況の中、人生で何を大切にするべきか、真実の愛をそっと見せてくれるような優しい作品にしたいと思いました。
物理的に見えなくなったことで何に気付き何が見えるようになるのか。障害として受け取るのではなく、生きる強さに変換して少しでも勇気を受け取ってもらえるよう、監督そして共演者の方々をはじめ、現場にいる全ての皆さんと力を合わせて真摯(しんし)に作品作りに取り組んで参ります。完成を楽しみにしていただけたら幸いです。
このような意味深い作品で日本の観客にお会いできると思うと、とてもうれしく胸が高鳴ります。日本を代表する情熱的な俳優・山下智久さんと作品をご一緒することができて本当に光栄です。「SEE HEAR LOVE」を通して「見る」というものが何なのか、「聞く」というものが何なのか、そして「愛する」というものが何なのかを濃密に追求し、掘り下げていきたいと思います。
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