ロースクール(法科大学院)を舞台にしたリーガル青春群像劇を描く“月9”ドラマ「女神(テミス)の教室~リーガル青春白書~」(フジテレビ系、月曜午後9時)。本作で主演を務めるのが女優の北川景子さんだ。ドラマのプロデュースを手がける野田悠介さんは、2009年に同枠で放送された「ブザー・ビート~崖っぷちのヒーロー~」に助監督として参加。ヒロイン役で出演していた北川さんと、14年ぶりにタッグを組むことになった。そんな野田さんが改めて感じる“女優・北川景子”のすごみとは――。
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「女神の教室」は、「人を知らなければいい法律家にはなれない」をモットーにする裁判官の柊木雫(ひいらぎ・しずく)が主人公。ある日、ロースクールに派遣されたことをきっかけに、実務家教員として法の教科書には載っていない「人」を知るための授業を繰り広げていく。
「ブザー・ビート」以来、「北川さんといつかまた一緒に仕事ができたら」という思いがあったと話す野田さん。「これまでの作品で演じられているキャラクターはキリッとしていたり、強い印象だったと思うので、少し違った役柄で提案できたらとオファーをさせていただきました」と明かす。
柊木は感受性豊かで気さくな性格。職業柄、エリートで完璧だと思われがちだが、実際はそんなイメージからもほど遠い。劇中では、柊木が好物のトンカツをもりもり食べる姿や、芝生の上に大の字で寝転ぶ様子なども描かれている。
野田さんは「北川さんには感情も表情も豊かに演じていただいて、そのあたりはすごく見応えがあるんじゃないかと思っています」と太鼓判を押した。
今回、14年ぶりに北川さんとタッグを組む野田さんは、彼女の魅力についてこう語る。
「本当に真面目で、キャストやスタッフへの気配りも細やか。現場でもいろいろなことが見えていらっしゃる方だなと思います。以前にご一緒したときからキャリアを重ねられて、よりそういった部分が増しているように感じました」
また、役者として「さまざまな提案をしてくださる」ともいい、「それが作品にとってプラスになっている」と話す。
「昔は僕が助監督だったので、あまり演技について相談したりする機会もなかったのですが、今はそのやり取りをできることが楽しいです」
一方で、「気さくなところは本当に変わらないですね。きっと見ている方々は『奇麗』という印象が強いと思いますが、一緒にお仕事した方は『チャーミング』に感じるんじゃないでしょうか」と、野田さんは語る。
座長としても「『私についてきて』という感じではなく、下からみんなを支えて、現場の空気感を作ってくださる。もちろん先頭に立っていただいてはいるのですが、そこにしがみついているようには感じさせず、自然と支えてくださっていますね」。
これまで、数々の作品で主演を務めてきた北川さんだが、野田さんが思う“すごみ”は「そうした姿勢がずっと変わらない」ことだ。
「当然、気疲れもするでしょうし、自分のお芝居に集中したいときもあると思うんです。でも、しっかり両立されているし、“やっている感”も感じさせない。それを続けられていることがすごいなと思いますし、尊敬する部分です」
最後に、野田さんは「北川さんだからこそ柊木というキャラクターを作ることができた」と笑顔を浮かべた。「北川さんに具現化していただいて、この作品が出来上がっている、そのうれしさに尽きますね」
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