ライオンの隠れ家
最終話 僕たちの新しい始まり
12月20日(金)放送分
コミカル? シリアス? 俳優の西島秀俊さん主演の連続ドラマ「警視庁アウトサイダー」(テレビ朝日系、木曜午後9時)が話題だ。“誰も見たことのない超異色刑事ドラマ”をうたっているが、主人公・架川英児(西島さん)の携帯の着信音が「はぐれ刑事」だったり、缶コーヒーの名前が「しげるのブラックコーヒー」だったりとコミカルなネタやギャグが挟まりつつ、英児と“バディー”の蓮見光輔(濱田岳さん)が互いを利用し合うなどシリアスな展開もある。主演の西島さん、脇を固める濱田さんと上白石萌歌さんに今作について話を聞くと、3人の楽しげな雰囲気から、このドラマの方向性が見えてきた。
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ドラマは、「メゾン・ド・ポリス」「インディゴの夜」などで知られるミステリー作家、加藤実秋さんの同名小説(角川文庫)シリーズが原作。警視庁組織犯罪対策部(通称:マル暴)から桜町中央署刑事課に左遷された英児が、刑事課のエース・光輔、新米刑事・水木直央(上白石さん)と共に難事件に挑む。
――今作のオファーを受けたとき、キャストの顔ぶれを聞いたときのご感想を。
西島さん:この3人もそうですけど、今までのイメージとは違う、挑戦的な役をそれぞれがオファーされているなと思いました。これは見たことがない刑事ドラマができそうだなと思って、「ぜひやりたい」とお返事しました。
――濱田さんは、西島さんとは「シェフは名探偵」(テレビ東京、2021年)や、「仮面ライダーBLACK SUN」(Amazon Prime Video、2022年)などで共演されてきましたが、再共演への思いをお聞かせください。
濱田さん:西島さんが先頭にいてくださると、柔らかい温かい空気の現場になるなというのを、共演させていただいたこの何作品かで感じていました。僕自身、作品に臨みやすい空気感です。また西島さんとご一緒できることがすごくうれしかったです。
――西島さんの“バディー”になることについては?
濱田さん:僕でいいんですかって?
西島さん:どういうこと(笑い)。でもやっぱり岳と一緒に仕事をすると、毎回刺激を受けるんですよね。今回(岳は)人のいい面と怖い面のある役ですが、分かっていても岳にヒヤッとすることがあって。またすごく刺激を受けています。
――上白石さんは、西島さんと初共演になりました。共演前後で何か印象の変化はありましたか。
上白石さん:共演前はすごくクールで、キリッとしているハードボイルド的なイメージでした。色でいうと黒とかモノクロみたいな……。
濱田さん:ゴルゴみたい(笑い)。
西島さん:(苦笑い)
上白石さん:どんな方なのかなとドキドキしていたら、すごく歯を見せて笑ってくれるチャーミングな方で! 西島さんのおかげで、毎日現場に行きたいなと思うくらい風通しのいい現場、温かい雰囲気です。
――西島さんは、上白石さんのご印象は。
西島さん;すごくまっすぐに役に真摯(しんし)に向き合うタイプの俳優さんだなと思いました。今回かなりコメディー要素の強い役ですが、全力で向かってくるので本当に笑いが止まらない。笑わせようとせずに全力でくるので、めちゃくちゃ面白いんです。おかげで今回本当に(笑いを我慢するのが)つらい(笑い)。
――特に直央(上白石さん)が面白かったシーンはどこですか。
西島さん:第2話のシーンで、直央がいちいち「えっ?」って聞くんですよ。どんどんそれが「あっ?」ってひどくなっていって(笑い)。あれはちょっと耐えられなかったですね。
――濱田さんも笑ってしまった?
濱田さん:あの2人の掛け合いのときは、画角から消えているので“命拾い”はしたのですが、画角の外から見て笑っていました(笑い)。
――3人の楽しげな撮影現場の雰囲気が伝わってきます。
上白石さん:あと、オフのときでも、それぞれどんどん役柄に近づいてきていませんか?
西島さん:俺普段こんなんじゃないよ!?
上白石さん:そうですけど(笑い)。なんとなく岳さんがいつも(私たちに)ツッコんでくださる感じとか。
西島さん:あ〜確かに。
濱田さん:そうですね(笑い)。冷静に聞いていると(2人が)気になることを言っているときがあるので、萌歌ちゃんの言うとおり、ツッコミ的なポジションになっているのかもしれません。
――今後の見どころを教えてください。
西島さん:第3話までは、3人が一つの“チーム”になっていく話でしたが、第4話以降は結構急展開。過去の大きな事件、謎が明らかになっていって……思ったよりもすごい展開が続きます。僕たちも最後どうなるんだろうって今から楽しみなくらいなので、毎回驚きをもって見ていただけるかと思います。
――シリアスな展開になる?
西島さん:シリアスな展開もありますが、僕たちはこのドラマを家族全員で見られる作品にしたいと制作していて。そこまでハードなシーンはないと思います。これからも人間ドラマや、楽しいシーンを作っていきたいと思います。
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