スタンドUPスタート:「どうか私に皆さんの力ば貸してください」“武藤”塚地武雅の魂のプレゼンに視聴者感動

連続ドラマ「スタンドUPスタート」第5話の一場面(C)フジテレビ
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連続ドラマ「スタンドUPスタート」第5話の一場面(C)フジテレビ

 俳優の竜星涼さんが主演を務める連続ドラマ「スタンドUPスタート」(フジテレビ系、水曜午後10時)の第5話が2月15日に放送された。ドラマの終盤では、「三ツ星重工」の元社員・武藤浩(塚地武雅さん)がネットスーパーを起業しようと奮闘する姿が描かれ、「圧巻の演技に引き込まれた」と注目を集めた。

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◇以下、ネタバレがあります

 ドラマは、マンガ誌「週刊ヤングジャンプ」(集英社)で連載中の福田秀さんの同名マンガが原作。投資会社「サンシャインファンド」の社長・三星大陽(竜星さん)が、失敗や挫折を経験した人々に「スタートアップ(起業)しよう!」と声を掛け、“人間再生”に取り組む姿を描く。

 武藤は、かつて三ツ星重工の造船所事業の現場責任者だったが、造船所閉鎖の決定に最後まで反対運動を続け、リストラされてしまった。武藤は、かつて造船所があった長崎の風汐で何でも屋を起業していたが、造船所への思いを捨てきれずにいた。

 そこに大陽がやってきて、造船所を復活させることは無理でも、違う形で町に活気を取り戻すことはできると武藤に声を掛ける。やがて2人は、造船所の跡地にネットスーパーを建てることを決意。事業を成功に導く“ブレーン”として、大陽は三ツ星重工を退任した元常務の山口浩二(高橋克実さん)と、山口を追って会社を去った加賀谷剛(鈴木浩介さん)に目を付けたのだった。

 大陽と武藤は「力を貸してほしい」と山口と加賀屋に頼み込むが、2人はこの誘いを断ってしまう。数日後、大陽は、強引に2人を長崎に連れて行き、現地でネットスーパーの実現に向けて奔走する武藤に引き合わせることに。しかし、武藤は商店街の人たちからなかなか受け入れられず、落ち込んでいた。

 武藤はネットスーパー事業に関する説明会を開くが、商店街の人々は「三ツ星重工にまた戻ってきてもらえばいい」「歴史のある会社しかこの町にはふさわしくない」などと口にし、その場を立ち去ってしまう。

 その後、大陽から「市場の細分化」についてアドバイスを受けた武藤は、再び説明会を開催することに。最初は資料に沿った堅い言葉で説明をしていた武藤だが、「いえ、すみません。自分の言葉で言わせていただきます」と切り出し、本音で語り始めた。

 「私は皆さんのお店に伺って、こんなにもたくさんの方が同じ事を考えているんだと驚いて、うれしくて。この事業は必ず成功すると確信しました。こん町から人が減ってくとば黙って見てられん。自分たちの手でどがんかしたか。我々の思いが一つになれば、もっともっと多くの人を巻き込んで、こん町に活気はよみがえります。信じてください。私は何があっても最後までやりとおしますけん。絶対にこん思いば形にしますけん。だから、お願いします。どうか私に皆さんの力ば貸してください」と頭を下げた。

 約1分25秒にわたる塚地さんの熱演に、SNSでは「武藤さんの思いの強さに脱帽した」「塚地さん圧巻の演技! 目が離せなかった」「武藤さん覚醒! 来週以降の展開も楽しみ」「武藤さんを心から応援したいと思える素晴らしい演技でした」「めちゃくちゃ感動した」など絶賛の声が寄せられていた。

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