白石麻衣:初の刑事役で髪を20センチ以上ばっさりカット 「風間公親-教場0-」で決意のショートヘア

4月期の連続ドラマ「風間公親-教場0-」に出演する白石麻衣さん(C)フジテレビ
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4月期の連続ドラマ「風間公親-教場0-」に出演する白石麻衣さん(C)フジテレビ

 白石麻衣さんが、木村拓哉さん主演で4月期に放送されるフジテレビ系“月9”枠(月曜午後9時)の連続ドラマ「風間公親-教場0-」に出演することが3月6日、明らかになった。白石さんは初の刑事役で、主演の木村さんとドラマでは初共演。役作りのために髪を20センチ以上ばっさりカットし、大胆イメチェンの“決意のショートヘア”で挑む。

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 白石さんが演じるのは、所轄署から捜査1課の「風間道場」へとやってきた新人刑事の鐘羅路子(かねら・みちこ)。路子は、所轄署でも事件の解決に貢献しており、一定の評価は得ていた。現場での聴取がうまく、事件関係者への聞き込みから、死亡した人物とその周辺の人物の人間関係を読み解いてきた。特に男女の恋愛における機微などを察知し、独特の感性で、その男女がどのような関係なのかを考察する能力に長(た)けている人物。その勘の良さが事件解決に役立つ一方で、路子自身が交際する男性との関係に問題を抱えている。勤務中は風間に私生活でのトラブルを一切見せない路子だが、そこには風間に絶対に知られてはいけない事情があるという。

 白石さんは髪を切ったことについて、「デビューして以来、ここまで短い髪というのは初めてです。初の刑事役はいろいろな意味で演じるのが楽しみです」と決意を明かした。

 ドラマは、長岡弘樹さんの警察小説「教場」シリーズ(小学館)の「教場0 刑事指導官・風間公親」「教場X 刑事指導官・風間公親」が原作。新春スペシャルドラマとして放送された「教場」(2020年)、「教場II」(2021年)の過去を描く。キャリアの浅い若手刑事が、刑事指導官の風間とバディーを組み、実際の殺人事件の捜査を通して刑事のスキルを学ぶ育成システム「風間道場」が舞台となり、風間がなぜ冷酷無比な人格になったのかが明らかになる。

 新人刑事役は5人で、これまでに新垣結衣さん、北村匠海さん、染谷将太さんが発表されており、今回の白石さんで、未発表は残すところあと1人となった。初回放送日が4月10日になったことも発表された。

 ◇白石麻衣さんのコメント

 --今作への出演オファーを受けた時の率直な感想は?

 びっくりしましたし、“私ですか?”と思いました。SPドラマとして放送された「教場」は一視聴者として見ていたので、出演する側としてお声がけいただけたのは素直にうれしかったです。

 --木村拓哉さんとの初共演については?

 お芝居で共演するのは初めてなので緊張します。間近で木村さんのお芝居を見ることができるのはなかなかない機会ですので、現場でいろいろと学びながらついていこうと思っています。

 --木村さん演じる風間とバディーを組むことになりますが。

 教官のときの風間さんは冷静で、それが刑事指導官としてはどうなるんだろうな?と考えたりしています。前作の風間教官の厳しい指導を乗り越えた生徒たちを見てきたので、今回はその世界に私が入ったらどうなってしまうんだろう?という不安は感じています。

 --ご自身が演じる鐘羅路子はどのようなキャラクターですか。

 とにかく私生活と仕事のギャップがすごくある人です(笑い)。仕事には真面目に向き合っていますが、私生活では交際している男性との関係に問題を抱えていたり。しかし、そういう人だからこそ、事件の犯人について分かることがあったり。“女の勘”のようなものを持っているところが魅力の一つです。風間さんと話しているときも、いたって真面目ではありますが、硬くなりすぎず、柔らかい口調が出たり。そこは親しみを持っていただきやすいキャラクターだと思います。

 --刑事役は今作が初挑戦となりますが。

 初めてになります。刑事としての所作や決まりごとがあると思いますので、刑事としてご覧いただけるように、立ち居振る舞いなどからしっかりと演じたいです。また、役作りのために髪を20センチ以上バッサリ切りました! デビューして以来、ここまで短い髪というのは初めてです。初の刑事役はいろいろな意味で演じるのが楽しみです。

 --放送を楽しみにしている視聴者の皆さんへのメッセージを。

 今までの「教場」とはガラッと変わって、また違う色の作品になると思います。見てくださる皆さんも驚かれるかもしれませんが、楽しんで見ていただけるお話がたくさん詰まっています。風間指導官の一言一言には重みがあって、私自身に刺さる言葉もたくさんあります。そんな指導官と指導を受けている新人刑事たちがどう事件を解決して行くのか? どんな推理をするのだろう?と、楽しみながらご覧いただけたらと思います。

 ◇渡辺恒也プロデューサーのコメント

 鐘羅路子は、私生活に問題を抱えていて、刑事という仕事にも100%の熱量で向き合っているとは言い難く、それでいて持ち前の勘の良さによって要領よくこなせてきた、表裏の二面性を持つようなキャラクターです。そんな路子がなぜ“風間道場”に呼ばれたのか、風間が路子の中に見出した“刑事としての素質”とはいったい何なのか。路子自身にさえ分かっていないところから、彼女の“教場”はスタートします。

 風間の下で指導を受ける中で路子が何に気づき、どんな決断を下すことになるのか、作品の中での成長を視聴者の皆さんに一緒に見届けてもらえるような役にしたいと考え、キャスティングに臨みました。

 白石麻衣さんはこれまでの華々しい活躍の経歴を経ながら、どこか俳優としての自分自身のポテンシャルを模索しているような印象があり、路子が持っている刑事としての“伸びしろ”と重なる部分があるようにも感じています。実際に白石さんが演じる路子は、シンプルでしなやかな強さと薄いガラスのようなあやうさの両方を持った、一言では言い表せない底知れぬ魅力を感じさせる存在となっています。「風間公親」の物語に他の新人刑事とはまた異なる彩りを加えてくれるという確信とともに、この役との出会いが白石さん自身にとっても大きな飛躍の一歩となることを、期待しています。

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