ブラッシュアップライフ:脚本・バカリズム「最終回は打ち上げみたいな感じで書いていた」 “みーぽん”木南晴夏の裏設定も明かす

「ブラッシュアップライフ」脚本を担当したバカリズムさん=日本テレビ提供
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「ブラッシュアップライフ」脚本を担当したバカリズムさん=日本テレビ提供

  女優の安藤サクラさん主演の連続ドラマ「ブラッシュアップライフ」(日本テレビ系、日曜午後10時半)の最終回が3月12日に放送される。最終回を前に、脚本を担当したお笑い芸人のバカリズムさんが制作秘話や最終回の見どころなどについて語った。

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 ドラマは、33歳独身の近藤麻美(安藤さん)が、ある日突然死んでしまい、産婦人科のベッドの上にタイムリープ。赤ちゃんから人生をやり直すことになるというストーリー。

 最終回では、幼馴染の門倉夏希(夏帆さん)と米川美穂(木南晴夏さん)が乗った飛行機を事故から守るために、麻美は5周目の人生のすべてを費やして宇野真里(水川あさみさん)と一緒にパイロットになる。「Xデー」の便の機長が先輩の中村(神保悟志さん)に決まったため、中村のフライトをキャンセルさせようと、ある作戦の実行を決断するが、運命のフライト当日、予想外の出来事が次々と巻き起こる……と展開する。

 ◇バカリズムさんのインタビュー

 --お気に入りのシーンは?

 お気に入りのシーンを一つに決めるのは、難しいですね(笑い)。その話ごとにお気に入りがあって、全話通してってなると難しいです。

 でも、やっぱり印象深いのは、第1話のカラオケのシーンで帰るとき。みんなある程度歌って帰ろうってなったときに曲だけ流れていて、上着とか着ながら帰り支度をしていると、1人は歌いながら、1人は残ったポテト食べながらっていうあのシーンは、細かくは台本上には書いてなかったので、安藤(サクラ)さんのアイデアなんですが、とてもリアルで、カラオケの帰り際の空気をキャストの皆さんがああやって表現してくれたのは、「やられたー!」って思いました。何回見てもリアルだなと思う、とても好きなシーンです。

 --ドラマの考察がファンの間で盛り上がっていますが、最初からすべて物語は決まっていた?

 最初からは全く考えていなかったです! まったくです! 最後が「パイロット編」になるなんて、1話の時点で全く思っていなかったです。元々、宇野真里ちゃんがパイロットだというのも、たまたま僕が幼なじみの賢かった子が何になっていたら「え!すごくない?」ってなるかなと、調べて出てきたものなんです。女性パイロットは、簡単になれる仕事じゃないというのを見つけたので、お医者さんよりもインパクトになるかなと思い、たまたまパイロットにしただけなんです。あとは物理的にも“雲の上の存在になったね”って言いたくて(笑い)。

 --1話の時点で「これだけは決まってた」ということはありますか?

 これは、まだどこにも出していない情報なんですけど……みーぽん(木南さん)には裏設定があります。1話からずっと明かしていないんですけど、みーぽんは、知覚過敏なんですよ!! 第1話から見返してみると、みんながアイス食べているときに、みーぽんだけ、焼き芋食べていたりします。小学生時代、商店の前でアイスを食べているときもチョコ食べていたり、みーぽんは知覚過敏という設定は最初から決めていました。物語には一切関係ないですけど、そろそろ気づいている人いるかな〜って思って、どこで言おうかなと思ったんですけど、ちょっとここだけの極秘情報です!

 --最終回の結末は?

 そこまで大どんでん返しや裏切るとか、このドラマに関してはそんなに重要視していないです。一番は、見終わったあとに皆さんに楽しかったと思ってもらいたいです。本当に楽しい最終回だと思います。最終回を楽しくするために、これまで積み重ねてきた感じがあるので、最終話は自分にとって打ち上げみたいな感じで書いていたので、個人的にも楽しい時間でした。あくまでもコメディーですし、いろいろ匂わせてはいますけど、見終わったあとに、楽しかったなって思っていただける話にはなっていると思います。

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