冬のなんかさ、春のなんかね
第7話 ある、ない、いる、いない
3月4日(水)放送分
NHKのBSプレミアム・BS4Kで5月14日からスタートする連続ドラマ「家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった」(日曜午後10時)。岸田奈美さんがブログにつづったエッセーに、家族や関係者への取材によるエピソードや独自の視点での脚色を加えてドラマ化した。本作で、自意識をこじらせた“3軍女子”の高校生・岸本七実を演じる河合優実さんが、主演を務める思いや台本を読んだ印象などについて語った。
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本作が連続ドラマ初主演となる河合さん。主役を演じることに“構え”があったのだろうか。「クランクインしてから、主人公としての七実を意識するようになりました。常に動き回って、直接ストーリーの推進力になるタイプの主人公でした。出演しているシーンが9割みたいな感じだったので、物語を背負っていくという実感は、演じながら強まっていきました」と話す。
原作では、ベンチャー企業家だった父が急逝し、母は突然車いす生活に。弟はダウン症、祖母は物忘れの症状が……という岸田さんの家族の「情報過多」な日々の出来事がつづられている。
原作を読んだ印象について「七実よりもご本人(岸田さん)の方が底抜けに明るいかも」と明かす河合さん。「原作から離れてドラマの七実を作っている感覚なので、若干の違いはある」というが、「岸田さんが生まれ持つエネルギーと家族に対する愛は、本当に受け取るものがありました。人物像っていうよりも、エネルギーみたいなものを受け継いだ感じです」と語った。
また「現場に(岸田さんが)お母さんと弟さんと3人でいらしてお会いしたときに、本当に思った通りの、手を取り合って生きてきた3人、明るく温かく生きてきた3人を体感しました」という河合さんは、「その日を境に、どんな結果になっても、何を描いたとしても、『岸田家に胸を張って心をこめて一生懸命家族のドラマを作りました』って言えるようにはしたいと、強く思うようになりました」と告白。
台本については「こんなに面白いと実感できる台本もなかなかない」と感じたといい、「連ドラをがっつりやったことがなかったので、映画より長いスパンで主人公が展開していく感じ、話が変わるごとに次へと転んでいく感覚が新鮮で面白かったです。家族だけにとどまらず、作家としての七実っていうところまで踏み込み、ドキっとするところがたくさんありました」とドラマの魅力を語っていた。
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