當真あみ:大河出演を一番楽しみにしていたのは祖母 朝ドラに意欲も「もっと演技のレベル上げたい」

大河ドラマ「どうする家康」で亀姫を演じる當真あみさん (C)NHK
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大河ドラマ「どうする家康」で亀姫を演じる當真あみさん (C)NHK

 松本潤さん主演のNHK大河ドラマどうする家康」(総合、日曜午後8時ほか)に出演している當真あみさん。今作が初の大河ドラマで、第17回「三方ヶ原合戦」(5月7日放送)から亀姫役で登場している。同回放送後、「お母さんとお父さんから『見たよ』って連絡をもらえましたし、私が大河ドラマに出るのを一番楽しみにしていたおばあちゃんからもすぐに連絡が来て、『よかったよ、面白かったよ』って言ってもらえました」と明かす。昨年1月にドラマデビューし、今年に入り同局の「ドラマ10『大奥』」にも起用されるなど、注目を集める16歳に話を聞いた。

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 ◇亀姫の明るさ、天真らんまんさ「憧れます」

 當真さんは2006年11月2日生まれ、沖縄県出身。ドラマデビューは昨年1月期に放送された「妻、小学生になる。」(TBS系)で、同年4月には「カルピスウォーター」(アサヒ飲料)の第14代CMキャラクターに抜てきされた。年末に公開された劇場版アニメ「かがみの孤城」(原恵一監督)では主演声優を務め、6月9日公開の映画「水は海に向かって流れる」(前田哲監督)にも出演している。

 「どうする家康」で演じる亀姫は、家康(松本さん)と瀬名(有村架純さん)の間に生まれた徳川家の長女。母に似て愛らしく天真らんまんで、家康からの溺愛はもちろんのこと、周囲から愛されて育つ。

 母の瀬名、兄の信康(細田佳央太さん)、信康のもとに嫁いだ信長(岡田准一さん)の娘・五徳(久保史緒里さん)と共に岡崎城で暮らす亀姫。家族の会話に一人付いていけず、“ピュアな発言”をすることもしばしばで、そんな亀姫のことを當真さんは「可愛いなって思います」と話す。

 「亀姫は幼くて、まだお母さんのもとを離れることができない、世間知らずなピュアな女の子。亀姫の明るさや天真らんまんさは自分にはないと思っているので、そういった可愛い部分には憧れます」

 今作の亀姫のキャッチコピーは「素直でたおやか、母親似の長女」。実際に共演シーンの多い母親役の有村さんに対しては「細かく気を使ってくださいました」と感謝の言葉を口にする。

 「休憩の合間もすごく話しかけてくださって。『緊張してない?』『のど渇いてない?』と気遣ってくださって。本当に優しい方です」

 また有村さんは當真さんにとって、俳優として“大先輩”にあたり、そばで見ていて学ぶこともあった。

 「有村さんも松本さんも、自分の表情、声のトーンを何回も確認されていて、自分の役に対して一番いい状態を追及する俳優さんっていいなって思いました。私も自分の役について、真剣に考えて、しっかりと作れるようになりたいです」

 ◇朝ドラはすごく出てみたい作品ではあるのですが…

 昨年1月のドラマデビューから着実に作品を重ねてきている當真さんだが、現時点で、どんなところに俳優業の面白さを感じているのだろうか。

 「最初の頃から変わらず今もそうなのですが。役を通して、自分が経験してこなかったことを経験できるところ、あとは自分ではない誰かになれるっていうところが、楽しいなって思っています」

 「大奥」、そして「どうする家康」と、舞台となる年代や世界観は違えど、二つの作品で「時代劇」を経験した當真さん。現代劇とは言葉遣いや所作が異なるため、役を演じる上で意識しないといけないことが増え、難しさを感じたようだが、一方で新たな発見もあったという。

 「実在した人を演じるって、歴史に対してしっかり理解を持っていないとできないことだから、今までの作品とは違った役作りというものがそこにはあって、新しいやり方を学べたのかなって思います」

 NHKの話題作への起用が続き、當真さんを朝ドラ(連続テレビ小説)でも見てみたいと感じているドラマファンも少なくはないだろう。當真さん自身に朝ドラ出演への思いを聞くと……。

 「朝ドラはすごく出てみたい作品ではあるのですが、すごく大変という印象もあるので、もっともっと自分の演技のレベルを上げて、役を任せてもらえるくらいになってから、挑戦してみたいなって思っています」

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