海に眠るダイヤモンド
最終話後編(10話)記憶は眠る
12月22日(日)放送分
松本潤さん主演のNHK大河ドラマ「どうする家康」(総合、日曜午後8時ほか)第25回「はるかに遠い夢」が7月2日に放送され、平均視聴率(ビデオリサーチ調べ、関東地区・以下同)は世帯10.6%、個人6.3%を記録。前週第24回10.0%、個人6.1%からアップした。同回では、前半のクライマックスとされる瀬名(有村架純さん)の最期が描かれた。
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第25回では、武田勝頼(眞栄田郷敦さん)の手で暴かれた、瀬名と信康(細田佳央太さん)の計画。それはやがて信長(岡田准一さん)の知るところとなる。それでも信長の目をあざむき、妻子を逃がそうと決意する家康(松本さん)。一方、瀬名は五徳(久保史緒里さん)に、姑は悪女だと訴える手紙を信長に宛てて書かせ、全ての責任を負おうとする。
とある岸辺にたどり着いた瀬名は、身代わりとなるはずのおなごを逃がし、ここで死ぬことを選ぼうとする。そこに小舟に乗って現れたのは家康で、瀬名に「死んではならん、生きてくれ」と説得を試みるが、瀬名の決意は固く、「かつて父と母に言われました。いつかわたくしの大切なものを守るために、命をかけるときが来ると。今がそのときなのです。きっと、父と母もようやったと褒めてくれるでしょう。すべてを背負わせてくださいませ」と考えを口にする。
泣き出す家康には「相変わらず弱虫、泣き虫、鼻水たれの殿じゃ」とおだやかな口調で続け、「覚えておいででございますか? ずっと昔、どこかに隠れて、わたくしたちだけでこっそり暮らそうと話したのを。だれも知らない地で、小さな畑をこさえて、世の騒がしさにも我関せず、ただ私たちと静かにひっそりと。あれが瀬名のたった一つの夢でございました。はるかはるか、遠い夢でございましたな」と語りかけると、本多忠勝(平八郎、山田裕貴さん)と榊原康政(小平太、杉野遥亮さん)には「殿をお連れせよ。そして殿と共にあなたたちが安寧の世を作りなさい」と思いを託す。
瀬名は「いいですか、うさぎはずっと強うございます。おおかみよりもずっとずっと強うございます。あなたならできます。必ず。瀬名はずっと見守っております」と勇気づけ、家康が岸を離れたのち、首元に刀を当て、自らの手で命を絶った。
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