アリスとテレスのまぼろし工場:本予告で中島みゆき歌う主題歌お披露目 14歳に閉じ込められた少年少女 岡田麿里監督最新作

「アリスとテレスのまぼろし工場」の一場面(C)新見伏製鐵保存会
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「アリスとテレスのまぼろし工場」の一場面(C)新見伏製鐵保存会

 アニメ「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」などの脚本で知られる岡田麿里さんが監督を務めるオリジナル劇場版アニメ「アリスとテレスのまぼろし工場」(9月15日公開)の本予告がYouTubeで公開され、シンガー・ソングライターの中島みゆきさんが歌う主題歌「心音(しんおん)」がお披露目された。

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 本予告は、「菊入正宗14歳。大嫌いな佐上睦実の手によって導かれる。囚(とら)われの少女へと」という主人公・正宗のモノローグから始まる。「まだ、14歳に閉じ込められている。」というコピーが流れ、無邪気に走り回り、パンを頬張る謎の少女・五実のほか、正宗、睦実が登場。「俺は!」「私たちは……意味ないのに!」と衝動的に叫び、転がり回る正宗と睦実、それを見て「痛い……」と絶叫する五実が描かれている。ラストには「大嫌い……」という消え入りそうな少女のせりふが流れた。

 「アリスとテレスのまぼろし工場」は、2018年に「さよならの朝に約束の花をかざろう」(さよ朝)でアニメ監督デビューした岡田さんの最新作。平松禎史さんが副監督、石井百合子さんがキャラクターデザイン・総作画監督、東地和生さんが美術監督を務め、「さよ朝」のメインスタッフが再集結する。「呪術廻戦」「チェンソーマン」などのMAPPAが制作する。声優の榎木淳弥さんが主人公の14歳の少年・菊入正宗を演じるほか、上田麗奈さん、久野美咲さんがメインキャストとして出演する。

 突然起こった製鉄所の爆発事故により時が止まってしまった町を舞台に、“恋する衝動”を武器に未来へ向かおうとする少年、少女の青春が描かれる。中学3年生の正宗、同級生の睦実は、変化を禁じられた町で鬱屈した日々を過ごす中、製鉄所の第五高炉へ足を踏み入れ、しゃべることのできない野生の狼のような少女と出会う。3人の出会いが世界の均衡を崩していく……というストーリー。

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