宮藤官九郎:薬師丸ひろ子&小泉今日子「中学生の時の俺にしたら夢の組み合わせ」 ラジオで「あまちゃん」語る

宮藤官九郎さん
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宮藤官九郎さん

 脚本家の宮藤官九郎さんが7月25日、ラジオ番組「ふんわり」(NHKラジオ第1、月~金曜午前8時半~11時50分)にゲスト出演。現在、再放送が話題の2013年度前期のNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「あまちゃん」について語った。

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 宮藤さんは「あまちゃん」について、「小泉(今日子)さんの話がメインで、最初は考えていたんです」といい、「“ステージママ”みたいな、ちょっと面白いなと思って」「何か遺恨があるとしたら何だろう?って。で、本当は歌がうまいのに、歌が歌えない子のために“影武者”っていうか」と“影武者”の着想について明かした。

 「本当は薬師丸さん、歌がうまいんですけど、薬師丸さん(演じる鈴鹿ひろ美)は歌がヘタっていう設定にして、その歌の部分だけキョンキョン(小泉今日子さん)に歌ってもらう、みたいな」と続け、「もう、ね。中学生の時の俺にしたら、夢の組み合わせですね(笑い)」と楽しそうに語った。

 そのほか、放送の1年半前に脚本のオファーが来て、2011年の晩秋に「北限の海女」を取材しに行った際、「高校生の海女さんのお兄ちゃんが、ちょっと軽いニートみたいな感じで、その子のお母さんが『この子はね、ストーブのそばから離れられないのよ』とおっしゃって。それを聞いて、あだ名が『ストーブ』っていうネタを思いついて」と足立ヒロシ(小池徹平さん)にはモデルがいたというエピソードを披露した。

 トークの模様は、聴き逃しサービス「らじる★らじる」で8月1日まで聴くことができる(宮藤さんが登場するのは午前9時台)。

 「あまちゃん」は、岩手県の架空の田舎町・北三陸市や東京を舞台に、内気で引きこもりがちだった主人公・アキ(のんさん)が、海女やアイドルとして活躍しながら成長する姿を描いた。再放送は、BSプレミアムとBS4Kで毎週月~土曜の午前7時15分~7時半。毎週日曜午前9時から1週間分の6話をまとめて放送。

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