どうする家康:なぜ穴山梅雪は「家康」を名乗った 田辺誠一「無念だったと思います」も、“最期”に込められた思い

大河ドラマ「どうする家康」で穴山梅雪を演じた田辺誠一さん (C)NHK
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大河ドラマ「どうする家康」で穴山梅雪を演じた田辺誠一さん (C)NHK

 松本潤さん主演のNHK大河ドラマどうする家康」(総合、日曜午後8時ほか)の第29回「伊賀を越えろ!」が、7月30日に放送され、田辺誠一さん演じる穴山梅雪の“最期”が描かれた。

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 第29回では、信長(岡田准一さん)が死に、家康は光秀(酒向芳さん)の命令によって、浪人から村人まであらゆる者から命をつけ狙われることに。岡崎へ帰還すべく、家臣団とともに逃亡する家康。そこで半蔵(山田孝之さん)は、服部党の故郷である伊賀を抜けるべきだと進言する。

 追手を欺くため、忠次(大森南朋さん)らと二手に別れた家康は、伊賀越えのルートで一路岡崎を目指すが、道中で伊賀の忍者に襲われる。その後、再会した本多正信(松山ケンイチさん)によって窮地を救われ、何とか伊賀を抜けることに成功し、無事岡崎にたどりついた家康だったが、大久保忠世(小手伸也さん)から、穴山梅雪が討たれたことを知らされ……。

 同回では、これより前に「家康のもの」として、光秀の元に首が一つ届けられるシーンが登場したが、その首は梅雪のものだったことが判明。しかも、「我こそは徳川家康」と名乗り、自ら進んで身代わりになっていたことも明らかにされた。

 田辺さんは梅雪の最期について「無念だったと思います」と気持ちを代弁。一方で「その後、家康が自分の息子に武田を名乗らせて武田家を存続させようとしたことを考えると、家康も穴山の決断、気持ちを分かってくれたのかと思いますので、そうだとしたらうれしいです」と話す。

 また「個人的には伊賀越えで、瀬名(有村架純さん)が夢見た泰平の世を作れるであろう家康を守るため、『自分が家康だ』と言って討ち取られたと思いたいです」と語った。

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