全領域異常解決室
第7話 すべてお話します 物語はここから始まった
11月20日(水)放送分
バラエティー、ドラマ、モデル、ラジオとさまざまなジャンルで活躍している高橋ひかるさん。8月5日スタートの連続ドラマ「ハレーションラブ」(テレビ朝日系、土曜午後11時半)では主演を務める。今作の見どころや、さまざまなジャンルで活躍する仕事への向き合い方を聞いた。
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ドラマは、オリジナルのラブサスペンス。高橋さん演じる大学生・深山朱莉(みやま・あかり)が、15年ぶりに幼なじみの男子と再会したのと時を同じくして、街では不穏な事件が次々と起こり始めて……というストーリー。
朱莉の印象は「真っ直ぐで好奇心や行動力があり、自分が見えるもの、真実に向き合える子」という髙橋さん。演技にあたって「過去に起きたことやバックボーンが重要なので、しっかり整理することを意識している」と語る。
オファーを聞いた際の心境について、高橋さんは「『ハレーションラブ』というタイトルがズキンときた。“めっちゃ好き”と思ったのが第一印象でした」と振り返る。
「ハレーションはレンズに入った強い光によって起きる現象で、被写体が不鮮明に写り、何が写っているのか分からなくなることなのですが、それを切り開いて見に行くのかな?ってタイトルを聞いたとき感じました。ワクワク感やドキドキ感、いろいろな感情が芽生えそうな作品で楽しみだな、と思いました」
今作の脚本を手掛ける若杉栞南(かんな)さんは23歳。自身と同世代だが「落ち着いていらっしゃり、先輩のように感じました(笑い)。一言一言を受け止めて下さる感じが頼もしかった」と印象を語った。
サスペンス好きで「犯人の正答率は高め」という高橋さん。しかし今作については「100パーセント当てられない(笑い)。台本を読んでいても、いろいろな意味合いで『この人が……?』という要素も多く、常に皆さんにワクワクしていただける展開になっているのでは」とアピールした。
俳優だけでなくモデルやバラエティー、ラジオなど多方面で活躍している。それぞれの仕事の向き合い方について「バラエティーは自分から生まれてきた言葉や感じたものを言うようにしています。普段あまり感情をオープンにしないので、自分をさらけ出すのは大変ですが、面白いです。芝居は与えられた役に対して向き合い、自分が感じることのなかっただろう感情や出来事にも出会えることが楽しい」と笑顔を見せる。
今後どの活動に重点を置いていきたいのか展望を聞くと、「芝居はもちろん、ラジオもバラエティーもモデルも全部好き。どれも魅力があって一つには絞れないです」とキッパリ。「見ていただいている方によって受ける印象も変わると思うので、いろいろなイメージで捉えてもらえるのはうれしい」と目を輝かせる。
「昔から目標を立てるタイプではない」という髙橋さん。「“未来のために頑張る”というより、“今をより良いものにしたいから頑張る”という考え方です。それが結果的にいい未来につながればと思うし、つながるとも思っています。そうすれば、皆さんにもきっと良い作品をお届けできると信じています」と力を込めた。(取材・文・撮影:遠藤政樹)
※高橋ひかるさんの「高」は「はしごだか」。