戸田奈津子:「とにかくいい方」トム・クルーズとの親交語る 誕生日には毎年花のプレゼント 「徹子の部屋」で

「徹子の部屋」に出演した戸田奈津子さん=テレビ朝日提供
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「徹子の部屋」に出演した戸田奈津子さん=テレビ朝日提供

 字幕翻訳者の戸田奈津子さんが、8月17日放送の黒柳徹子さんの長寿トーク番組「徹子の部屋」(テレビ朝日系)に出演。米国の俳優、トム・クルーズさんとの親交について語った。

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 戸田さんは字幕翻訳の仕事を40年以上続け、1500本超の作品を手がけた。「40歳過ぎから始めて1500本ですから、週に1本くらいやっていました」と語った。87歳になった今も現役で、公開中の映画「インディ・ジョーンズと運命のダイヤル」や「ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE」の字幕も担当している。

 「ミッション:インポッシブル」で主演を務めるトム・クルーズさんとは30年以上の付き合い。戸田さんは「(クルーズさんと)たまたまお誕生日が一緒なんですよ。7月3日で。それが10年前ぐらいに分かって、それから毎年7月3日の午前中に立派なお花が(贈られて)来るんです」と明かし「(クルーズさんは)とにかくいい方なの」とほほ笑んだ。

 昨年、クルーズさんが来日した際にはお茶をする機会があったといい、戸田さんは「ホテルの一番上のラウンジの45階かな。すごく見晴らしの良いところでお茶をしたんですよ。私とトムとトムの妹さん、付き人をやってらっしゃって。その方の息子、つまり(戸田さんと)家族でテーブル囲んでしゃべってたの」と回顧。

 「2時間くらい本当にいろんなお話をして、戦争中は東京が焼け野原だった話とか、ヒッチコックの話とか、普段しないような話をして。彼が立って振り向いたら、お客さんが凍り付いちゃったわけ。彼が歩き出しても、誰一人写真を撮らなかった。みんな携帯に手が行かないの。それぐらいみんな驚いたの。あの瞬間は一生忘れないと思います」と語った。

 黒柳さんが「スターたちに愛される理由は何だと思います?」と聞くと、戸田さんは「あけすけに自分を見せちゃう。自分をよく見せようとか卑下しようとか、そういう気持ちなしに付き合うと、向こうもそのままで付き合ってくれるかなと思います。お互いに普通がいいの。人間ですから、お互いに」と笑顔を見せた。

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