良いこと悪いこと
最終話 真犯人、だーれだ?
12月20日(土)放送分
堺雅人さん主演のTBS系「日曜劇場」(日曜午後9時)枠の連続ドラマ「VIVANT(ヴィヴァン)」。8月20日に放送された第6話では、乃木(堺さん)、黒須(松坂桃李さん)のほかにも、市川笑三郎(えみさぶろう)さん、珠城りょうさん、平山祐介さん、西山潤さんが別班メンバーであることが判明した。ここでは、テレビドラマだけでなく、映像作品に初出演となる新メンバーの歌舞伎俳優・市川笑三郎さんを紹介する。
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笑三郎さんは1970年5月6日生まれの53歳。1986年に三代目・市川猿之助(現・猿翁)さんに入門。三代目・市川笑三郎を名乗り、スーパー歌舞伎「ヤマトタケル」で初舞台を踏む。それ以降、古典作品からスーパー歌舞伎まで、幅広く演じる実力派の女方として知られている。
「藤間可笑」として日本舞踊・紫派藤間流の家元補佐を務め、重要無形文化財にも認定されるなど実力派として知られ、「NARUTO-ナルト-」の敵役・大蛇(おろち)丸、「ワンピース」のニョン婆など、マンガ原作の演目でも個性的な役どころを務めて注目を集めた。
初登場となった第6話では、経済産業省で行われた「洋上風力発電設備 特区開発事業」の入札で司会を務めており、表の職業は官僚だとみられる。終始にこやかに会を進めたが、入札が終わると、表情は一変。「準備!」と乃木や黒須らに会場設営を指示すると場面の雰囲気も一変した。司令の櫻井(キムラ緑子さん)が入室すると、厳しい面持ちで「気を付け! 敬礼! 直れ!」と号令をかけるなど、乃木ら6人の中では、現場のリーダー格であることを思わせた。
なお、歌舞伎界からは、警視庁公安部部長の佐野雄太郎役で坂東彌十郎さん、笑三郎さんの澤瀉屋(おもだかや)一門からは、丸菱商事での上司、宇佐美哲也役で市川猿弥さんも出演している。
SNSでは「笑三郎の登場に興奮し…いや……興奮しすぎ…」「市川笑三郎さんかっこよかったな~号令聞きたくてすぐに録画見返してしまった」と、笑三郎さんの貫禄とたたずまいに称賛の声が上がっている。
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