宮崎あおい:「らんまん」綾&竹雄は理想の夫婦 ヒロイン・浜辺美波には「芯の強さを感じた」 

連続テレビ小説「らんまん」の語りを担当した宮崎あおいさん(C)NHK
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連続テレビ小説「らんまん」の語りを担当した宮崎あおいさん(C)NHK

 神木隆之介さんが主演するNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「らんまん」(総合、月~土曜午前8時ほか)で、半年間ナレーションを担当した宮崎あおいさん。2006年度前期の朝ドラ「純情きらり」でヒロインを務めた経験がある宮崎さんは、「らんまん」をどう見て、主演の神木さんたちをどのように見守っていたのか。その胸の内を聞いた。

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 ◇「いらっしゃいませ!」と迎える神木隆之介 「素晴らしい座長」と絶賛

 2023年公開の映画「大名倒産」で、神木さんと共演した宮崎さん。「座長としての素晴らしさは映画のときも感じました。この方が中心の作品は幸せだなと思いました」と話す。

 「『らんまん』でもスタジオで神木さんにお会いしました。たまに顔を出すと、『いらっしゃいませ!』と両手を広げて迎えてくださるんです。神木さん自身が現場を楽しんでいるから物語も膨らんでいる感じがしますし、神木さんが演じているからこそ、万太郎はすてきな主人公になっていると思います。素晴らしい座長だと感じています」

 ヒロイン・寿恵子を演じている浜辺美波さんには「芯の強さ」を感じたという。特にお気に入りなのは、第68回(7月5日放送)で、夜も研究に夢中の万太郎に対して、寿恵子が悶えるシーンだ。

 「女の人って強いなあと、寿恵子さんを見ていて感じます。華奢(きゃしゃ)で可愛らしいのに、芯が強い感じが伝わるのは浜辺さんだからこそだと思います。万太郎を支えて、すごくすてきな奥様だなと思って拝見しています」

 また宮崎さんは「万太郎は肝の据わった奥さんがいたからこそ、愛される人になったのだろうなと思っています」と話す。

 「神木さんも浜辺さんも可愛らしい方。可愛い夫婦だなと思いながら見ています。今後、万太郎と寿恵子がどのように年を重ねていくのか楽しみです」

 ◇ラストはいろいろな“再会”を予告 「最後まで見守っていただけたら」

 峰屋、大学、大畑印刷所などそれぞれの舞台で脇を固めている役者の生き生きとした姿に感動しているという宮崎さんは、中でも、綾(佐久間由衣さん)と竹雄(志尊淳さん)の関係性がお気に入り。“理想の夫婦”のように見えるのかもしれない。

 「綾さんは何かあると寝っ転がって大の字になっている印象がありますが、そんな綾さんと、その綾さんに寄り添っている竹雄さんの包み込むような優しさがすごく好きです」

 「純情きらり」ではヒロイン、2015年度後期の「あさが来た」ではヒロインの姉を演じるなど、朝ドラでは重要な役を担ってきた宮崎さん。改めて「ナレーションという形で朝ドラに参加させていただき、とってもうれしかったです。以前、お世話になったスタッフさんもいて、昔の話ができるのはこれまで一緒に良いお仕事をさせてもらえたからこそ。ご縁がつながり、『らんまん』に参加できて幸せです」と笑顔を見せる。

 「『らんまん』を最後まで見ると、いろんな再会があり、万太郎は家族が増えてにぎやかになっていきます。それぞれがすてきな人生を送る姿を、最後まで見守っていただけたらと思います。私も語りの立場として見守っていますし、視聴者の方たちにも最後まで楽しんでいただけたらうれしいです」

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