大森南朋:「どうする家康」酒井家ゆかりの鶴岡市でトークイベント 「えびすくい」は今後も踊る?

山形県鶴岡市で行われた「どうする家康」のトークショーに登壇した(左から)磯智明さん、大森南朋さん、羽隅将一アナウンサー(C)NHK
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山形県鶴岡市で行われた「どうする家康」のトークショーに登壇した(左から)磯智明さん、大森南朋さん、羽隅将一アナウンサー(C)NHK

 俳優の大森南朋さんが9月9日、鶴岡市文化会館(山形県鶴岡市)でNHK大河ドラマどうする家康」(総合、日曜午後8時ほか)のトークショーを行った。主演の松本潤さんら共演者とのエピソードや、今後の見どころなどを、集まった850人の観客に語った。

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 イベントは、大森さん演じる徳川家臣団の筆頭・酒井忠次の孫が、約400年前に庄内藩の初代藩主になったことにちなんで企画。庄内藩の城下町だった鶴岡市で行われた。イベントの前には、大森さんは現在も鶴岡市に居住する酒井家当主らとゆかりの地を訪れ、忠次所有と伝わる刀や、徳川十六将図などを見学、また忠次も眠る酒井家墓所(現在は非公開)を訪れた。

 イベントの冒頭で大森さんは「今回、酒井忠次公を演じるにあたり、失礼のないように努めてきたつもり。きょうはみなさん、温かい目で見守ってください」とちゃめっ気たっぷりに答えて、会場の笑いと拍手を誘った。

 第33回(8月27日放送)で忠次と並ぶ徳川家臣団の重鎮、石川数正(松重豊さん)が出奔して衝撃が走ったが、大森さんは「長い撮影の中で、家臣団の結束が強くなっていたなか、石川数正への思いなのか撮影が終わってしまう松重さんを思ってなのか、とにかく演じていて相当つらかったです。数正がいなくなりバランス的にさみしいと思っているのか、松重さんがいなくてさみしいのかさまざまなことを思うようになりました」と回顧。

 会場では「殿」こと松本さんからのスペシャルビデオメッセージも公開。ふたりで行うという「コソ練(コッソリ練習)」について、大森さんは「たてこんでくると、セリフを覚える時間がない。そんな時、相手がいたほうが自分のなかに(セリフを)取り込みやすいんです。自分はそういうタイプだったので、松本くんにも『大変だったらいっしょにやるよ』と声をかけました。歴史の解釈や感情のいれかたなどを細かく話し合いました。1回、秀吉が、ムロくんがきちゃったこともありました(笑い)」と明かした。

 忠次がたびたび披露している「えびすくい」については「初回のえびすくいが印象深いです。あれがあって家臣団の雰囲気が変わりました。忠次のその後をすこし感じさせることもできたと思います。そもそも自分には踊りの素養がまったくないんです。撮影前に練習していた映像を見て『ああ、あのころの自分、頑張ってたなぁ』と思いますが」と振り返り、「殿(松本さん)がきれいに踊る回をみて『ああ えびすくいってこう踊るんだな』って思いました(笑い)。このあとの放送でも踊る?みたいですよ」と今後の展開にも期待を持たせた。

 今後の忠次については「底抜けに自分を明るく見せて家臣団を納得させていく、そんな忠次役をやっていきたい。子孫の方々に失礼のないように やさしく明るい忠次を演じていきたいです」と意気込みを語っていた。

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