あまちゃん:第24週「おら、やっぱりこの海が好きだ!」 夏ばっぱが海で生きる覚悟語る 鈴鹿ひろ美と太巻が“震災婚” 種市、水口が北三陸へ

のんさん(左)と福士蒼汰さん
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のんさん(左)と福士蒼汰さん

 のんさんが主演を務めた、2013年度前期のNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「あまちゃん」の第24週「おら、やっぱりこの海が好きだ!」(第139~144回)が、NHK・BSプレミアムで9月11~15日に再放送された。同週の放送をSNSで盛り上がったコメントなどで振り返る。

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 ◇第139回 市長選出馬で足立家が再び結束 ユイ「もう表舞台に立つのはいい」

 第139回は、北三陸の観光協会で震災後、初めての首脳会議が開かれ、北三陸鉄道と南三陸鉄道の復旧にかかる費用は合わせて「80億円」だと分かる。話を聞いていた足立功(平泉成さん)は、県議会議員を辞職したことを明かし、市長選に出馬するという。そして自身が市町になったら北鉄全線開通を目指すと宣言。足立家4人が再び結束。市長選への協力を仲間たちに求めた。

 観光協会の菅原(吹越満さん)が「ついでに潮騒のメモリーズも復活してまれ」とアキとユイ(橋本愛さん)のユニットの復活を持ちかけるが、ユイはアキに「私はいいや」「もう表に立つのはいいって意味」と潮騒のメモリーズ復活の意思がないことを伝える。

 SNSでは、「ユイちゃん、潮騒のメモリーズはやめたの?! いややー」「家族4人が並ぶ日が来るなんて。ユイはあきらめたわけじゃないんだよね」「『潮騒のメモリーズ復活』って聞いて、スンッとなってるユイちゃん」といった声が上がった。

 ◇第140回 「海が怖くないのか」の問いに夏ばっぱが覚悟を語る

 第140回では、アキの提案で、袖が浜でうち捨てられていた地引き網用の網を再利用して「復興祈願・海女のミサンガ パート2」として売り出すことになった。

 アキは、海女を続ける夏ばっぱ(宮本信子さん)に、震災で怖い思いをして、「潜りたくねえと思わねえの?」と尋ねる。すると夏ばっぱは「潜らねがったらどうやって生きていくんだ?」と答える。「もしここ離れたら忠兵衛さん(蟹江敬三さん)どこさ帰ってくんだ?」「んだからここで待ってるしかねんだ。忠兵衛さんと引き合わせてくれた海が、1回や2回、へそ曲げたからってよそで暮らすなんておら、はなっからそんな気持ちで生きてねえど」と北三陸の海で生きる覚悟を語った。

 SNSでは、「夏さんの言葉に大泣き」「覚悟している夏ばっぱ。そのブレのない生き方がカッコいい」「夏ばっぱの言葉には、自然を相手にして自然と共存する人たちの覚悟があったなあ」といった声が並んだ。

 ◇第141回 鈴鹿ひろ美と太巻が「震災婚」

 第141回は、喫茶店「アイドル」に鈴鹿ひろ美(薬師丸ひろ子さん)とそのお相手の“太巻”こと荒巻太一(古田新太さん)が、事務所社長の春子(小泉今日子さん)と正宗(尾美としのりさん)を前に、結婚することにしたと報告。ひろ美は、これまで内縁関係だった太巻との結婚を決意した理由を、「震災の影響」で「ふと我に返って残りの人生を想像したときに、傍らにいてほしいなと思ったんです」と告白する。正宗は感動して泣き、春子も「今、おめでとうと言いそうな自分にびっくりしています」と告げる。

 SNSでは「震災婚おめでとう」「いつまでもお幸せに」「あの頃、震災婚ってはやったね」「一番関係ないのに勝手に震災婚にうるうるしている正宗に爆笑」といったコメントが並んだ。

 ◇第142回 種市、北三陸へ早めに帰省 いっそんががれき撤去に男気見せる

 第142回は、アキの交際相手の種市先輩(福士蒼汰さん)がお盆に帰省する予定を早めて、北三陸に帰ってきた。観光協会では、北三陸高校潜水土木科教師の“いっそん”こと磯野心平(皆川猿時さん)が被災後の三陸海岸の被害報告と水質調査の結果を報告していた。そこでいっそんが、がれきの撤去は年内いっぱいかかると皆に伝えると、夏ばっぱは「今月中にやれ」とぴしゃり。「ここで本気出さねば、どうする? いつまでたっても被災地だぞ」と発破をかける。

 いっそんは種市に北三陸にいる間、撤去作業を手伝えと要請し、潜水土木科のOBにもかたっぱしから声をかけて、今月いっぱいで作業を終わらせると宣言する。いっそんが「あそこまで言われて、男が動かねえなんて、うそでしょ」とがぜんやる気を見せると、アキに「いっそんもかっけー」といわれ、「初かっけー、いただきました!」と喜んだ。

 SNSでは「いっそんが漢を見せた回」「いっそんかっけえな!」「本気のいっそん!」「いっそん、種市先輩、南部ダイバー(の歌)に乗せてがれき撤去」といった声が続々と上がった。

 ◇第143回 ユイの“女スイッチ”「すぐ入るからね!」にアキ戦慄

 第143回は、アキと種市を2人きりにするよう気を利かせたユイ。それなのに何もなかったと聞いてあきれたユイは、「私のこと甘く見ないでよ」「アイドルはあきらめたけど、女としてはむしろこれからだと思っているから。アキちゃんの彼氏だから今、スイッチ切ってるだけだからね! すぐ入るからねスイッチ!」と言い放った。

 アキは、「自分が可愛いことを知っていて、実際に可愛い女子にはそんな恐ろしいスイッチが内蔵されているのか」と軽い戦慄(せんりつ)を覚えた。種市の姿を見ると衝動的に海に飛び込み、追いかけたいっそんも飛び込んでいた。

 SNSでは「ユイの女スイッチオフもかっけぇ」「失礼しましたぁで全部片づけるユイちゃんの強さ。そしてスイッチいつでも入るからと脅迫?」「ユイ怖え。女モードのスイッチの入り切りは自由自在」といったコメントが並んだ。

 ◇第144回 種市に続いて水口も事務所を辞めて北三陸へ 春子と正宗も再婚

 第144回は、水口が春子の事務所を辞めると言い出す。退職の理由を聞かれた水口は「仕事が面白くない」という。水口は「自分が思っていた以上にアイドル熱高め」といい、「潮騒のメモリーズ」が登場した北三陸のお座敷列車イベントが自身の「原点」で、「このときの興奮を追い求めている」と明かす。水口の決意を聞いて、春子は「あんたも北へいくのね」と退職を認める。

 その後、「恥ずかしながら帰ってきちゃいましたあ」と水口は北三陸に。夏ばっぱは「こっちは来る者拒まずだから構わねえが」と受け入れる。水口の口から春子と正宗の再婚したことも伝えられた。そこにユイもやってきて、水口と1年半ぶりに再会を果たした。

 SNSでは、「北三陸に戻ってきたチェックシャツのミズタクが早速ちょいダサになっているのがお見事です」「タネ、ミズタク。みんな北三陸に集まりだした。物語はいよいよ最終盤」「潮騒のメモリーズ復活させたいんだよね。水口も北へ。かっけえーぞ」といった声が続々と上がった。

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