LE VELVETS:メンバーが脳梗塞で活動休止もコンサートに復帰 スタジオで熱唱「ここまで戻っている状態が奇跡みたい」 「徹子の部屋」で

「徹子の部屋」に出演したLE VELVETS=テレビ朝日提供
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「徹子の部屋」に出演したLE VELVETS=テレビ朝日提供

 ボーカルグループ「LE VELVETS(ル・ベルベッツ)」が、9月21日放送の黒柳徹子さんの長寿トーク番組「徹子の部屋」(テレビ朝日系)に出演。脳梗塞(こうそく)から復帰したメンバー・佐賀龍彦さんが心境を語ったほか、佐賀さんを支えたメンバーが胸中を明かした。

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 今年で結成15年を迎えたLE VELVETSは、「身長180センチ以上、音楽大学卒」が条件のオーディションで選ばれたメンバーで結成。佐賀さんは、一昨年、脳梗塞で活動休止を余儀なくされた。懸命なリハビリを行い、昨年9月「徹子の部屋」に出演し、活動を再開した。

 昨年10月にはコンサートにも復帰。初めは後遺症と緊張で足が震えたが、「メンバーが本当に助けてくれて。ステージができたことは大きいことでした」と回顧した。

 黒柳さんが「時々歌詞を忘れちゃったこともある?」と聞くと、佐藤隆紀さんは「今もリハビリ中です。お客様も温かい気持ちで見守ってくれてると思います」とフォローした。

 佐賀さんの復帰について、佐藤さんは「最初は歩くのもおぼつかない状態で戻ってきていたので、歌えるようになるのかっていうくらいの状況だった。ここまで戻っている状態が奇跡みたいに感じますね」とコメント。佐賀さんは「自分のやる気はファンの人たちがいるから。恩返しをしなければ。この状態ではお客さんに見せられないと思って頑張った」と明かした。

 日野真一郎さんは「周りで脳梗塞になった方もいらっしゃるんですけど、1年でここまで回復するって本当にすごいこと。やっぱり彼の努力があると思いますし、前は会話していてもいろんな場所に(話題が)散らばっていた。今は大分(回復した)」と話した。

 宮原浩暢さんは、佐賀さんが以前はコンサートでMCを担当していたことに触れ、「病気になってから(MCは)しなくなってたんですけど、つい最近のコンサートで佐賀くんが少し早めに行って、(MCで地元トークをするための準備で)周りを見る余裕が出てきたので、これは回復したなと感じます」とほほ笑んだ。

 LE VELVETSは、黒柳さんの前で「交響曲第九番」と「オー・ソレ・ミオ」を熱唱。見事な歌声に、黒柳さんも「うわ~! 素晴らしかったです」と目を輝かせて大喜びしていた。

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