緊急取調室 (2025)
最終話 蒼い銃弾
12月18日(木)放送分
趣里さんがヒロインを務めるNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「ブギウギ」(月~土曜午前8時ほか)で、梅丸少女歌劇団(USK)のトップスター、大和礼子を演じている蒼井優さん。大和はUSK第1期生の娘役で、劇団を引っぱるスターだ。スズ子(趣里さん)の憧れの先輩で、踊りや歌への大切な精神を、スズ子は大和から受け継いでいく。出産後ドラマ初出演となる蒼井さんが、オファーを受けた際の心境や、演じる大和の印象などについて語った。
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昨年8月に第1子となる長女を出産した蒼井さん。オファーを受けた時は「出産を経て自分の環境が変わったこともあり、周りの人に迷惑や負担をどれだけかけてしまうのか分からなかったので出演は悩みました」と当時の心境を吐露する。
「それでもいろいろとお話をしてくださって、どうにかなるか!と思い、挑戦しました。母親としてこれが正解なのか分かりませんが、私生活も仕事も『どっちも大変』ではなく『どっちも楽しい』と思いながらやっています」と明かす。
演じる大和については「孤独ではあるけど周りが支えてくれていて、隣には常に橘アオイ(翼和希さん)がいる。その安心感と孤独感とのバランスが、演じていてとても楽しい」といい、「静かだけれど意地とプライドがある人だから、周りに何でも話せるわけではないんです。そんな私をいつも橘アオイが真横で見守ってくれています」と、同期コンビである大和と橘の絆について語った。
印象に残ったシーンは、「(大和が)もっと梅丸少女歌劇団を盛り上げていきたいと言うところ」と第13回(10月18日放送)の一場面を挙げる。
第13回では、劇団をやめようとしていた桜庭和希(片山友希さん)がスズ子と本音でぶつかり合う場面があった。そんな2人の姿を見た大和が「ごめんなさい」と頭を下げ、「みんなで楽しくやりたい、それだけ。ここを楽しい場所にしたいの。だから、みんな続けてほしい。やめないでほしい」と涙を流しながら訴えた。
蒼井さんは「(大和は)周りに弱みを見せられず、一人で頑張っちゃうところがあったので演じていてやっぱり苦しかったです。その後、みんなに自分の気持ちを素直に話すシーンでは、話し終わった時に本当にすごくすっきりしました。ここをみんなと楽しい場所にしたいんだって、初めて頭を下げて謝ることができて気持ちが楽になりました」と振り返った。
劇中では本格的なレビューシーンが描かれ、蒼井さんらキャストの圧巻のダンスパフォーマンスも話題になっている。USKのモデルとなったOSK日本歌劇団が全面協力し、実際の劇団員が30人ほどレビューシーンに参加しているという。
蒼井さんは「ステージパートでは、本当にOSK日本歌劇団の皆さんに支えていただきました。ステージパートもそれ以外のシーンでも、OSKの皆さんが現場の空気を作ってくださって感謝しかありません。こういうときは体をどう向けるのか、返事はどうするか、号令は誰がかけるのかなど、劇団内の暗黙のルールなどをたくさん教えていただきました。本業は舞台の皆さんですが、ドラマに力を貸してくださって一緒に楽しんでくださったのが本当にありがたいです」と感謝していた。
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