橘優輝:ロン毛の韋駄天“久我原” 「下剋上球児」“先生”鈴木亮平から刺激 「負けてられない」

連続ドラマ「下剋上球児」で久我原篤史を演じる橘優輝さん(C)TBSスパークル/TBS 撮影:Len
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連続ドラマ「下剋上球児」で久我原篤史を演じる橘優輝さん(C)TBSスパークル/TBS 撮影:Len

 「日曜劇場」枠(TBS系、日曜午後9時)で放送中の鈴木亮平さん主演の連続ドラマ「下剋上球児」。舞台となる越山高校野球部の球児キャスト12人は、半年間に及ぶオーディションを経て選ばれた。ロングヘアーをなびかせてグラウンドを走る俊足ぶりも話題の1年生、久我原篤史(くがはら・あつし)を演じる橘優輝さんは、「1年生役の6人は、みんな演技に本気。まだまだ上を目指さないといけないと思わせてくれるメンバーですね」と話す。橘さんに撮影で感じた思いを聞いた。

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 ◇役柄と同じ元陸上部 オーディションは「手応え感じず」

 ドラマは、教師の夢を捨て切れず32歳で大学に再入学して高校教師になった南雲(鈴木さん)が、廃部寸前の野球部の顧問になり、甲子園を目指す物語。菊地高弘さんの同名ノンフィクション(カンゼン)にインスピレーションを受け企画。登場人物や学校、あらすじはすべてフィクションとして描く。「最愛」(2021年)など同局の人気ドラマで知られる新井順子プロデューサーと塚原あゆ子監督が手がける。

 オーディションでは、約半年にもわたる審査を勝ち抜いて選ばれた橘さん。「野球経験がないというのもあって、実技の自信はなくて。自分は陸上部だったので、そこで思い切り走るしかないなと。手応えは一度も感じなかったですね(笑い)」と振り返る。

 久我原は、中学時代は陸上部で大会記録を出すほどの俊足の持ち主というキャラクター。「周りが暗くても明るいという人物なので、現場に入るときはいつもより明るくしています」と心構えを明かす。

 第2話(10月22日放送)では、試合で久我原がものすごいスピードで走り、「やっべぇ、野球楽しい!」と笑顔を見せる場面が描かれた。橘さんは、「陸上の競技場と野球のグラウンドは走り心地が違って、グラウンドは土に足がもっていかれるんです。2話で走ったところは、今だったらもっとかっこよく走れるのに!と思っています」と話す。

 ◇“1年生組”仲良く「楽しく過ごしています」

 撮影現場での鈴木さんの様子について、「壁に向かって一人で、ご自分のセリフをずっと
練習されているんです。本当に目の前に自分たちがいるのかなというぐらい」と話した橘さん。「準備じゃないですけど、サインの出し方をずっと練習されていたり、徹底されていて。より良くしようとしているのが見ていて感じられるので、負けてられないなと思います」と刺激を受けている様子だ。

 アドリブも多いというが、「亮平さんはセリフを自分たちに言うときにわかりやすく、気持ちが乗るように言葉を足したりしてくださいます」と話す。

 久我原と同じ2016年度入学の1年生である、犬塚翔役の中沢元紀さん、椿谷真倫役の伊藤あさひさん、根室知廣役の兵頭功海さん、楡伸次郎役の生田俊平さん、日沖壮磨役の小林虎之介さんとは特に仲良くなった。「男性が多い現場なので、気を遣うことも少なくて楽しく過ごしています。野球をしにきた、みたいな気持ちになりそうなときがあって、危ないです(笑い)」と話す。

 話題になった夏ドラマ「最高の教師 1年後、私は生徒に■された」(日本テレビ系)に続いて2クール連続の連ドラレギュラー出演となる橘さん。「『下剋上球児』でいろいろ学んで次にいかせるように、積み重ねを大事にしていきたい」と誓っていた。

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