良いこと悪いこと
最終話 真犯人、だーれだ?
12月20日(土)放送分
鈴木亮平さん主演でTBS系「日曜劇場」枠(日曜午後9時)で放送された連続ドラマ「下剋上球児」の最終回(12月17日放送)のクライマックスシーンが、地上波ドラマとしては異例の阪神甲子園球場(兵庫県西宮市)での大規模ロケによって撮影されたことが明らかになった。5000人を超えるボランティアのエキストラが参加したという。
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最終回で、“日本一の下剋上”を成し遂げ甲子園に出場した越山高校野球部。ラストシーンで、越山カラーの緑色に染まった甲子園のアルプススタンドを前に笑顔を見せる南雲(鈴木さん)や山住(黒木華さん)、球児らの姿が映し出された。
このシーンは11月中旬、高校野球の聖地である甲子園球場で撮影。実際、同所に足を踏み入れたキャストは興奮を隠せない様子だったという。5000人を超えるエキストラは、夏の大会を再現するため、夏の装いで参加した。
3塁側のアルプススタンドが緑一色に染まった光景を目にした鈴木さんは、「アルプススタンドで大勢の方が越山のタオルを掲げていて、そのときの景色は特別でしたし、横にいた球児たちもすごくいい顔をしていて、一生忘れられない光景です」とコメント。ロケ終わりにはエキストラに向けてキャストからのあいさつもあり、大いに盛り上がったという。
また、今作では甲子園球場のみならず、関東近郊や三重県でも球場ロケが行われ、毎回多くのボランティアのエキストラが参加。高校野球の試合の臨場感を再現するために大きな歓声やブラスバンド、チアリーディングなどの大勢の協力を得て、黒木さんは「たくさんの方に参加していただき、エキストラの皆さんを含めてできた作品だと思います」と振り返った。
球児たちの半年に及ぶオーディションでの選考過程は「下剋上セレクション 完全版」と題してU-NEXT Paraviコーナーで配信中。最終回放送後に第9回が配信となり、オーディション、ドラマ撮影と約1年駆け抜けた球児キャストの本編では見せない姿を垣間見ることができる。
ドラマは、菊地高弘さんの同名ノンフィクション(カンゼン)が原案。教師の夢を捨て切れず32歳で大学に再入学して高校教師になった南雲(鈴木さん)が、廃部寸前の野球部の顧問になり、甲子園を目指す物語で、登場人物や学校、あらすじはすべてフィクションで描かれた。「最愛」(2021年)など同局の人気ドラマで知られる新井順子プロデューサーと塚原あゆ子監督が手がけた。
クランクアップのコメントは以下の通り。
猛暑の中から始まり、この寒い中まで本当にお疲れ様でした。クランクアップしていく皆さんがあいさつでこんなにお話しすることってなかなかないことだと思っていて、それは、この作品が皆さんにとって特別だからだと思います。そんな皆さんが愛する作品の主演を務めさせていただき幸せだなと思っています。
これから球児の皆さんの前にはいろいろな明るい未来があると思います。そのときに「下剋上球児」をやっていたあの夏、秋、冬が2回目の青春だったなと思ってほしいです。そして、また別の作品で会ったときにはお芝居のキャッチボールをしましょう。ありがとうございました!
こんなに大切に思える球児の皆さんとお芝居をできたことがうれしくて、いろいろなことを思い出していました。
野球に詳しくない私は、皆さんに助けていただきながら“先生”にしてもらったなと思います。スタッフさんも含めて、みんなで「楽しかったね」「疲れたね」と言い合える作品にはなかなか出会えないと思うので、私にとってすごく財産になりましたし、皆さんにとっての財産の一部になれていたらうれしいです。またいつか皆さんとご一緒できるように、またこのメンバーで集まれる日が来るように、一生懸命頑張りたいと思います。
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