どうする家康:全く想像していなかった鳥居元忠の最期 隣には千代 音尾琢真「妙に幸せなムードもあると」

大河ドラマ「どうする家康」で鳥居元忠を演じた音尾琢真さん (C)NHK
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大河ドラマ「どうする家康」で鳥居元忠を演じた音尾琢真さん (C)NHK

 松本潤さん主演のNHK大河ドラマどうする家康」(総合、日曜午後8時ほか)の第42回「天下分け目」が、11月5日に放送され、音尾琢真さん演じる鳥居元忠の最期が描かれた。家康(松本さん)に留守を任され、伏見城で三成(中村七之助さん)の大軍を迎え撃ち、千代(古川琴音さん)とともに勇ましく戦い続け、討ち死にした元忠。最後の言葉は「殿、お別れだわ。浄土で待っとるわ」だった。

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 音尾さんは、元忠の最期の描かれ方について、新しさを感じたという。

 「伏見城の戦いと言えば、“血天井”をご存じの方もいらっしゃるかもしれませんが、配下の皆さんとともに戦い抜いて死ぬ、古風な時代の男らしさというか。壮絶で孤独なにおいがするイメージでした。でも今作では千代さんがそばにいるので、妙に幸せなムードもあるというのが新しいなと思いました」

 伏見城で千代と最後に言葉を交わすシーンで、遠くを見ていた音尾さん。

 「そのシーンの撮影後、監督から『あれはどういう表情だったんですか。殿を思っていたんですか』と聞かれましたが、改めて振り返ると『違うなぁ』と思って……。武士として殿のために死ねるというだけで幸せなのに、隣を見たら千代がいて、最期まで一緒にいられてさらに幸せで。元忠さんにとっては、本当に幸せでしかない時間だったのかなと思いました」

 改めて元忠の最期は、音尾さんにとって撮影が始まった頃には全く想像していなかったものに。

 「元忠さん一人で最期を迎えていたら、もっと混沌とした空気になっていたんじゃないかと思いますし、従来の戦国作品であればこういう描き方にはならないと思いますが、まだまだ幸せが続きそうとさえ思えるような、『どうする家康』ならではの新しい描き方になっていていいなと思っています」

 「どうする家康」は一人の弱き少年が、乱世を終わらせた奇跡と希望の物語。新たな視点で、誰もが知る歴史上の人物・徳川家康の生涯を描く。

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