解説:残り4回“どうなる家康”? クライマックス「大坂の陣」で注目されること これからの登場期待したい人物

大河ドラマ「どうする家康」第45回「二人のプリンス」の一場面(C)NHK
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大河ドラマ「どうする家康」第45回「二人のプリンス」の一場面(C)NHK

 最終回含め残り4回、終盤戦に突入している松本潤さん主演のNHK大河ドラマどうする家康」(総合、日曜午後8時ほか)。11月26日放送の第45回「二人のプリンス」では、徳川家康(松本さん)と豊臣秀頼(作間龍斗さん)の「二条城会見」(1611年)が描かれる。物語は「大坂冬の陣・夏の陣」(1614~15年)まで描かれる模様だが、今後の見どころとなりそうな出来事を、史実を参考に解説する。

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 ◇真田信繁の獅子奮迅の活躍にも期待

 二条城会見後、徐々に険悪となっていく徳川と豊臣。徳川と豊臣が激突した戦国最後の戦い「大坂冬の陣・夏の陣」まで秒読みとなっている。大河ドラマで「大坂冬の陣・夏の陣」が描かれるのは、真田信繁(幸村)が主人公だった「真田丸」(2016年)以来となる。

 「真田丸」で堺雅人さんが好演した信繁。「どうする家康」では“敵方”となるが、日向亘さん演じる信繁の活躍は見どころだろう。果たして冬の陣で徳川方を苦しめた出城・真田丸は登場するのか。そして夏の陣での信繁の獅子奮迅の活躍は描かれるのか、注目される。

 ◇最終回までに登場する可能性がある人物

 「大坂冬の陣・夏の陣」後、徳川家による日本全国の支配体制を確立させ、約260年に渡る太平の世を築いた家康。しかし、まださまざまな問題もあり、その一つが孫にあたる竹千代(後の三代将軍家光)の後継問題だ。

 竹千代の父母である秀忠・江夫妻は、嫡男の竹千代よりも、弟の国松(後の忠長)を溺愛していたといわれる。これに廃嫡の危機を感じた竹千代の乳母・春日局(かすがのつぼね)は、家康に竹千代の世継ぎを確定させるよう直訴したとされる。

 視聴者の間では、寺島しのぶさんが務めるナレーションの“正体”なのではと予想されている春日局だが、最終回までに登場する可能性はゼロではないだろう。

 ほかにも最終回までに登場する可能性がある人物として、家康の側近として江戸幕府の朝廷政策・宗教政策に深く関与したとされる高僧・天海が挙げられる。天海と同じく家康の“フィクサー”金地院崇伝(田山涼成さん)と林羅山(笑い飯・哲夫さん)の登場はすでに発表されていることから、「天海も」と期待は高まるが、果たして。

 ◇家康の最期はどのように 近年は「胃がん」説が有力

 今作の主人公・家康の最期がどのように描かれるのかも注目だ。近年では家康の死因は「胃がん」説が有力らしいが、一般的に「タイの天ぷらの食べ過ぎ」という説がよく知られている。最終回にタイの天ぷらは登場するのかどうか。

 制作統括の磯智明チーフプロデューサーは先日のクランクアップ時のコメントで「最終回(12月17日放送予定)は15分拡大版。松潤家康の最後にぜひご期待ください」と視聴者に呼びかけていた。

 15分拡大の最終回では一体何が描かれるのか、楽しみに待ちたい。

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