ブギウギ:喜劇王の風格! タナケンの言葉に視聴者興奮「一瞬で惚れた」 大和礼子を思い出す声も

NHK連続テレビ小説「ブギウギ」第75回の一場面(C)NHK
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NHK連続テレビ小説「ブギウギ」第75回の一場面(C)NHK

 趣里さんが主演するNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「ブギウギ」(総合、月~土曜午前8時ほか)の第75回が1月18日に放送され、喜劇王・タナケンこと棚橋健二(生瀬勝久さん)のある言葉に、視聴者から「かっこいい」と興奮の声が上がった。

ウナギノボリ

 第75回では、初めての女優業に不安を抱え、芝居の稽古(けいこ)でもどうしたらいいのか分からないままのスズ子は、羽鳥(草なぎ剛さん)に相談。スズ子が共演者から間が違うと指摘されたことを明かすと、羽鳥は「それは面白いね。少しくらいならリズムがずれても面白いだろ。そこからまた違うノリが生まれるかも知れない」と助言した。

 その後の稽古で、スズ子は自分らしさが出せる大阪弁で芝居を披露。共演する劇団員の田中(西村直人さん)からは「おかしい」と批判されるが、スズ子は「ワテはワテだす。ワテらしくやらな」と反論する。その様子を見ていたタナケンは「面白いね」とスズ子の芝居を受け入れた。

 稽古の後、田中は「棚橋先生の台本勝手に変更するなんて無礼だろ!」とスズ子を責めるが、そこにタナケンがやって来て「面白けりゃいいんです」と一言。「どうしてお客様がお金を払って僕の舞台を見に来るのか。現実を忘れにくるんです。そんなお客様に当たり前のものを見せてもつまらないでしょう」と言い残し、立ち去った。

 スズ子はタナケンを追いかけ、「舞台本番もこのままでいきまっけどホンマに大丈夫でっか?」と尋ねる。するとタナケンは「僕を誰だと思ってるんだい。喜劇王・タナケンだよ。幕が上がりゃ舞台は役者のものだ。玄人も素人も関係ない。好きにやりゃあいい。何をやっても僕が全部受けてあげるよ」と言い切った。

 タナケンの言葉に、SNSでは「喜劇王の風格」「なんというプロの言葉だろう」「めちゃくちゃカッコイイ」「喜劇王たるゆえんはこういう柔軟さと笑いに対して貪欲なところにあるんだろうね」「一瞬で惚(ほ)れた」といった声が上がっていた。

 一方、タナケンの「(お客様は)現実を忘れにくる」の言葉に、スズ子の憧れの存在で、梅丸少女歌劇団のトップスターだった大和礼子(蒼井優さん)を思い出す視聴者が続出。第8回(10月11日放送)で、大和はスズ子に「お客様はね、現実から離れたくて劇場にいらしてるの。そのお客様に、私たちは一瞬でも現実を感じさせちゃダメ。それはプロじゃない」とプロとしての心得を教えていた。

 SNSでは、「タナケン、大和さんと同じことを!」「大和さんと同じ言葉がタナケンさんから出てきた所にうなる」「大和さんを思い出させるせりふにシビれた」「スズ子、大和さんのこと思い出したかなあ」といったコメントが寄せられていた。

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