光る君へ:今週も「藤原」が続々 町田啓太“公任”に渡辺大知“行成”、石野真子“穆子”も

NHK大河ドラマ「光る君へ」で藤原公任を演じる町田啓太さん (C)NHK
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NHK大河ドラマ「光る君へ」で藤原公任を演じる町田啓太さん (C)NHK

 俳優の吉高由里子さん主演の2024年NHK大河ドラマ光る君へ」(総合、日曜午後8時ほか)の第3回「謎の男」が、1月21日に放送される。登場人物の多くが「藤原姓」となる同ドラマ。同回には、町田啓太さん演じる藤原公任をはじめ、複数の「藤原」が新たに登場する。役柄とともに紹介する。

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 ◇はんにゃ金田も藤原斉信役で

 藤原公任は、頼忠(橋爪淳さん)の息子。道長(柄本佑さん)とは同い年で、友情を育むが、出世レースが進むにつれ関係が変化する。音曲、漢詩、和歌など文化面に秀でており、まひろ(紫式部、吉高さん)の「源氏物語」に興味を持つ。

 道長、公任とともに青春時代を過ごすのが、お笑いコンビ「はんにゃ.」の金田哲さん扮(ふん)する藤原斉信だ。道長の長兄・道隆(井浦新さん)のもとに仕えるも、道長が出世しはじめると、変わり身の早さを見せ、腹心として地位を築いていく斉信。ききょう(清少納言、ファーストサマーウイカさん)とも交流がある。

 さらに 道長よりも6歳下の良き相談役として、渡辺大知さん演じる藤原行成も登場する。行成は道長政権下で蔵人頭に抜てきされると、細やかな気遣いで実務に能力を発揮。欠かせない存在として支え続ける。文字の美しさでは右に出る者がおらず、もてはやされた。

 そのほか、石野真子さん扮する藤原穆子もいる。源雅信(益岡徹さん)の妻で倫子(黒木華さん)の母で、まひろ(紫式部、吉高さん)には遠縁にあたる。倫子をのびのびと育て、穏やかな家庭を築いている……という人物だ。

 ◇第3回「謎の男」あらすじ

 第3回では、自分のせいで放免に捕らえられた道長を心配するまひろ。しかし、父の為時(岸谷五朗さん)に謹慎を強いられたため、ただ案じることしかできない。兼家(段田安則さん)の指示で道兼(玉置玲央さん)は女官を使って帝(みかど)の食事に毒を仕込み、円融天皇(坂東巳之助さん)は急激に体が弱っていく。

 政権を掌握するために二の手を打ちたい兼家は、ライバルの左大臣家の動向を探るため、為時を利用してまひろを間者として送り込む……というストーリー。

 「光る君へ」は63作目の大河ドラマ。脚本を、2006年の「功名が辻」以来、2度目の大河ドラマ執筆となる大石静さんが手掛け、きらびやかな平安貴族の世界と、懸命に生きて書いて愛した女性の一生を映し出す。

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