松平健:芸能生活50周年で朝ドラ初出演 新鮮な役柄「とてもうれしく楽しみ」 今秋「おむすび」でヒロイン橋本環奈の祖父役 両親と祖母役も発表

2024年度後期のNHK連続テレビ小説「おむすび」に出演する松平健さん=NHK提供
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2024年度後期のNHK連続テレビ小説「おむすび」に出演する松平健さん=NHK提供

 俳優の松平健さんが、橋本環奈さん主演の2024年度後期のNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「おむすび」に出演することが2月16日、明らかになった。松平さんは、好きなことだけやって暮らしたい“大ホラ吹き”な祖父・米田永吉を演じる。松平さんは朝ドラ初出演。

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 併せて、主人公・米田結(橋本さん)のことが心配でしょうがない父、聖人(まさと)を北村有起哉さん。結のことを優しく見守る“元ヤン”の母、愛子を麻生久美子さん。故郷・糸島の農業をこよなく愛す、超ポジティブな祖母の佳代を宮崎美子さんが演じることも発表された。麻生さんも朝ドラ初出演となる。

 松平さん演じる祖父の永吉は、プロ野球の地元・福岡のチームのファンで、自由奔放な“大ホラ吹き”。農家を継ぐ前までは長距離トラックのドライバーをやっていた。勝手に楽隠居を満喫し、精力的にあちこち出歩いているという役どころ。

 松平さんは、永吉について「人助けのためなら家庭も顧みず突っ走る自由奔放な永吉、これまでに演じたことのない面白さのある人物です」と表現。朝ドラ初出演で「お陰様で私にとりましても今年は芸能生活50周年、初の朝ドラ出演でまた新鮮な役柄に挑めることをとてもうれしく楽しみに思っております」といい、「今回出会えた皆さんとのチームワークを大切に、明るく元気な朝をお届けしたいと思います」とコメントしている。

 麻生さん演じる母・愛子は、元ヤンキーだが父・聖人が気づかない娘たちの心の内を見抜き、優しく見守る。祖母・佳代と家事をしながら、聖人の営む農業を支えている。

 麻生さんは「連続テレビ小説でヒロインの母親役をやらせていただけるなんて!と驚くとともに大変光栄に思っております」と出演を喜び、役どころについて「結と(結の姉の)歩(仲里依紗さん)の母親として、悩みながらもたくましく突き進む娘たちの成長を見守り信じることができる、強くて優しい、そしてどこか達観した視点のある魅力的な女性だと考えています。まずやってみる!やってみよう!と背中を押せる愛子さんのように、私も『おむすび』という作品に挑戦し続け、最後まで走っていきたいです」とコメント。「皆様に愛され、記憶に残るドラマになるよう精いっぱい頑張りたいと思います」と意気込みを語った。

 「わろてんか」(2017年後期)、「エール」(2020年前期)に続き3作目の朝ドラとなる父・聖人役の北村さんは、「恥ずかしながら。野心に満ちていた若かりし頃、いつの日かヒロインの父親役をやるんだ!と勢いだけの自己暗示をしておりました。今年節目の50歳を迎え、そんなあさましさも忘れかけてぼうっとしてた頃に、今回、橋本環奈さんの父親役という大役を仰せつかりまして。戸惑いながらもしみじみと感謝しております。ご視聴の皆様が少しでも元気の出る作品になれるよう真摯(しんし)に取り組んでいきたいと思います」とコメント。

 「風のハルカ」(2005年後期)、「ごちそうさん」(2013年後期)に続き3作目の朝ドラ出演となる祖母・佳代役の宮崎さんは「大地にしっかりと根を下ろした、明朗で頼りになるおばあちゃんになれたらと思います。“おむすびは一日にしてならず” 土地や家族の歴史、先人の努力や知恵、大切な人を思う温かな気持ちをふんわりしっかり結んでいきたいです」と語っている。

 4人のキャストについて、ヒロインの橋本さんは「皆さんのお名前を聞いた時、今回初めてお仕事させていただく方ばかりですが、共演させていただくのが楽しみなメンバーの方ばかりで、今からどういう家族像ができるのかワクワクしています。台本のテンポがよくて、家族の掛け合いとか、『こういう家族いるよね』という空気感があって、見ていて楽しいドラマになると手応えを感じています。本当に頼りになる方ばかりですので、あとは家族の輪の中に、結として自然に明るく、取り繕うことなくいられたらいいなと思います」といい、3月にクランクインする予定で、「大好きな福岡の街並みの中で、家族の皆さんと撮影できるのを楽しみにしています!」と前向きにコメントしている。

 制作統括の宇佐川隆史さんは、「橋本環奈さん、仲里依紗さん演じる、平成を生きる姉妹。2人に寄り添い、時にぶつかり合いながらも、途方もない力を生み出していく――そんな“化学反応が起こる家族”を目指した結果、最強の家族・米田家が誕生しました!」と期待を寄せている。

 「おむすび」は、NHK連続テレビ小説の第111作。元号が「平成」に変わった翌日に生まれたヒロイン・米田結(よねだ・ゆい)が、福岡でギャルとして育ったあと、あるきっかけから関西で管理栄養士を目指す……という“平成青春グラフィティー”。NHKのドラマ「正直不動産」などで知られる脚本家・根本ノンジさんのオリジナル作品となる。

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