アジアホリック!:中毒性抜群!新作アジア映画枠 WOWOWが新設、4月から放送・配信

映画「宇宙探索編集部」の一場面(C)G!FILMSTUDIO[BEIJING]Co.,LTD. ALL RIGHTS RESERVED.
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映画「宇宙探索編集部」の一場面(C)G!FILMSTUDIO[BEIJING]Co.,LTD. ALL RIGHTS RESERVED.

 WOWOWは3月1日、中国や韓国、台湾などアジア映画を専門とする映画枠「アジアホリック!」を新設することを明らかにした。4月に第1弾となる2作品を放送・配信する。

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 第1弾は、4月15日午後9時から「宇宙探索編集部」(中国、2021年)、同16日午後9時から「毒舌弁護人〜正義への戦い〜」(香港、2023年)がいずれもWOWOWシネマ、WOWOWオンデマンドで放送・配信される。

 「宇宙探索編集部」は、金鶏賞(中国のアカデミー賞)最優秀脚本賞を受賞した奇想天外なSFロードムービー。北京電影学院の大学院生だったコン・ダーシャンさんの卒業制作映画。約4億円の出資を獲得して完成させ、アジア各国の映画祭や映画賞で注目された。廃刊寸前のUFO雑誌編集部が宇宙人出現の報を受けて探索の旅へ出るというストーリーで、夢と不思議を信じ続ける痛々しくも純粋なUFO雑誌編集長と、文句を言いながらも彼についていく仲間たちの姿が、笑いを誘うとともに感動を呼ぶ。日本では2022年に開催された第17回大阪アジアン映画祭でも話題になった。

 「毒舌弁護人〜正義への戦い〜」は、毒舌な弁護士の法廷エンターテインメント。香港映画史上初めて1億香港ドル(約17億円)を突破したヒット作。香港電影金像奨(香港のアカデミー賞)で作品賞、監督賞ほか10部門にノミネートされた。「特権階級VS市民階級」の対立構造を描いた社会的側面も描かれている。主人公の毒舌弁護人“ラム”役を、香港の国民的コメディアンで映画監督としても活躍するダヨ・ウォンさんが演じた。

 「アジアホリック!」は4月以降、3カ月ごとに新しい作品が放送・配信される。

 第2弾は「狎鴎亭(アックジョン)スターダム」(韓国、2022年)が7月に放送・配信される。「犯罪都市」シリーズのマ・ドンソクさんが主演を務め、“ドラマ界の貴公子”ことチョン・ギョンホさんが出演するコメディードラマ。世界中の有名人が施術を受けるために訪れるK-ビューティーの聖地でありセレブリティーの街「狎鴎亭」を舞台に、人生崖っぷちの2人の男がタッグを組んで美容整形業界の頂点を目指す姿を描く。

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