吉瀬美智子:“安全の鬼”看護師長に 千葉雄大、岡山天音、生田絵梨花も “ミヤビ”杉咲花に関わる4人の新キャスト “月10”ドラマ「アンメット」

ドラマ「アンメット ある脳外科医の日記」に出演する(左から)千葉雄大さん、吉瀬美智子さん、岡山天音さん、生田絵梨花さん=カンテレ提供
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ドラマ「アンメット ある脳外科医の日記」に出演する(左から)千葉雄大さん、吉瀬美智子さん、岡山天音さん、生田絵梨花さん=カンテレ提供

 俳優の吉瀬美智子さんが、杉咲花さん主演で4月スタートのカンテレ・フジテレビ系“月10”ドラマ「アンメット ある脳外科医の日記」(月曜午後10時)に出演することが3月8日、明らかになった。吉瀬さんは杉咲さん演じるミヤビと同じ丘陵セントラル病院の看護師長、津幡玲子(つばた・れいこ)を演じる。併せて千葉雄大さん、岡山天音さん、生田絵梨花さんの出演も発表された。

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 原作は、「モーニング」(講談社)で2020年から連載中のマンガ「アンメット-ある脳外科医の日記-」。元脳外科医の子鹿ゆずるさんが原作、大槻閑人さんがマンガを手がけており、作中に登場するさまざまな症例や医師らの生き様にリアリティーがあると医療従事者のみならず、各方面で評判を呼んでいる。

 “記憶障害の脳外科医”が、目の前の患者を全力で救い、自分自身も再生していく新たな医療ヒューマンドラマ。ある事故で脳を損傷した脳外科医の川内ミヤビは、過去2年間の記憶をすべて失い、新しい記憶も1日限り、寝て起きたら前日の記憶がなくなってしまう記憶障害を抱えている。毎朝5時に起きて机の上の日記を読み、失った記憶を覚え直すことから1日が始まる。そのため医師の仕事をあきらめかけたが、変わり者の脳外科医・三瓶友治(若葉竜也さん)がミヤビの前に現れる。空気を読まず、強引でマイペースな三瓶の言動によって、ミヤビはもう一度、脳外科医としての道を歩むことを決心する。そんなミヤビを、主治医である大迫紘一(井浦新さん)も応援し……と展開する。

 ◇吉瀬「いつもとは違うヘアスタイルで臨めることが新鮮」

 吉瀬さんが演じる津幡は、病院の医療安全室長も務めている人物で、病院内のいかなるリスクもミスも許さない“安全の鬼”。その徹底ぶりは周囲を恐れさせている。記憶障害を抱えるミヤビが医療行為に参加することなどもってのほかだと考えており。三瓶がミヤビを強引に医者に復帰させようとしていることに対しても、強硬に反対する。

 吉瀬さんは「医療ドラマには久しぶりの出演でして、強く厳しい看護師長役をうまく演じることができるか、今から緊張しています。今回撮影が始まるまでの期間で髪の毛を伸ばすことができ、いつもとは違うヘアスタイルで臨めることが新鮮でもあります。ラブもありサスペンスもありと広く楽しめる作品ですので、多くの皆さんにご覧いただきたいと思います」とコメントした。

 千葉さんは救急部長・星前宏太(ほしまえ・こうた)を演じる。救急のほか、脳外科も兼務しており、「全科で専門医レベル」の医師を目指している。いつでも明るく熱いムードメーカーで、ミヤビの脳外科医復帰も温かくサポートする。ややオレ様系で自意識も高めだが、抜けているところもあり、憎めない人物。何だかんだで周囲から頼りにされている。

 千葉さんは「目の前で起こっていることを見過ごさないように、一日一日を大切に生きるということ。改めて一生懸命考えてみようと思います。楽しんでいただけますように」とメッセージを送った。

 ◇生田と岡山は愛のない政略結婚を推し進めるカップルに

 岡山さんが演じるのは、大迫が教授を務める関東医大病院の脳外科医・綾野楓(あやの・かえで)。専門は脳血管内治療(カテーテル)で、その分野では国内で最も注目される若手医師の一人。一見、物腰柔らかな好青年だが、その裏で上昇志向が強く、権力者の孫娘である麻衣(生田絵梨花さん)との政略結婚をもくろみ婚約中。言動に隙がなく、本音が見えない人物。

 岡山さんは「人物設定、ストーリー、そして人間の身体における含蓄、あらゆる魅力の詰まった原作に夢中になりました。自分の隣、あるいは自分自身のことなのに、どこか外側のこととしてとらえてしまっていた『人間の体』のことを知り、自分の現実が拡張されました。陰となってしまう場所にもその場所だけの色彩があるということ。『アンメット』の世界を皆様にお届けできるよう、綾野楓という人物を大切に全うさせていただきたいです」と話した。

 生田さんは関東医大病院の脳外科秘書を務める西島麻衣(にしじま・まい)を演じる。周辺地域で絶大な影響力を持つ西島医療グループ会長の孫娘で、綾野と婚約中。自身の家柄や立場と運命を受け入れており、良くも悪くも大人な考えの持ち主で、将来有望な綾野は結婚相手として申し分ない存在。お互い、悪びれることもなく、愛のない政略結婚を推し進めている。

 生田さんは、「権力者の孫娘、政略結婚、いろいろなしがらみの中で揺れながらも、純粋に人を思う麻衣の心を根底に感じて対話していきたいなと思います。正解のない難しい選択をそれぞれが迫られているので、一人で解決しようとせず共演者の皆さまに頼りたいですし、私も少しでも頼っていただけるように頑張りたいです」と前向きに語った。

 今回、新たに発表された4人は、それぞれの立場と思惑でミヤビと関わり、脳外科医への復帰を目指すミヤビにとって味方となる者もいれば、敵対する立場となる者もいるという。この4人が、ミヤビの新たな人生に、どのような影響を与えていくのか注目だ。

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