テレビ朝日×東映:宮部みゆきの意欲作を上白石萌音主演で実写化 ヒロインの“相棒”はSixTONES京本大我 大型SPドラマ「霊験お初~震える岩~」

5月4日放送のドラマ「霊験お初~震える岩~」主演の上白石萌音さん(左)と共演の京本大我さん=テレビ朝日提供
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5月4日放送のドラマ「霊験お初~震える岩~」主演の上白石萌音さん(左)と共演の京本大我さん=テレビ朝日提供

 テレビ朝日と東映がタッグで制作したドラマ霊験お初~震える岩~」が、テレビ朝日系で5月4日午後9時~同10時54分に放送されることが分かった。人気作家の宮部みゆきさんが、時代小説とホラーを融合させて書き上げた意欲作を初めて映像化。東映の京都撮影所の時代劇スタッフの技術と、最新VFXを組み合わせた大型スペシャルドラマで、主演を上白石萌音さんが務めることも発表された。

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 物語は江戸時代後期、第11代将軍徳川家斉の治世が舞台で、不思議な力“霊験”を宿したヒロインの町娘・お初と、草食系の与力見習い・古沢右京之介(ふるさわ・うきょうのすけ)が凸凹バディーを結成し、江戸の町で起きる奇怪な事件の謎に挑む。お初を上白石さん、右京之介を人気グループ「SixTONES」の京本大我さんが演じる。

 上白石さんは「宮部みゆきさんといえば、私の中では時代小説の印象が強く、その世界の中に入ることができるのをとてもうれしく思いました。そして、東映の京都撮影所が大好きなので、またスタッフの皆さんと一緒に新しい時代劇を作ることができるんだ、とワクワクしました」とコメント。

 ドラマ初共演となる京本さんについては「常にフラットで実直な方なので、私自身も無理せずにいられて、現場の居心地がすごくいいです。右京之介という役にこれ以上ないと思うぐらいハマっていて、だからこそ私も自然とお初になることができたと感謝しています」と感謝を述べた。

 そして「江戸時代の物語ですが、“人間っていつの時代も変わらないんだな”とさまざまな意味で感じていただける作品だと思います。身近な人たちと一緒に、親しみを持って見ていただけたらうれしいです。ぜひ楽しんでください!」とアピールした。

 京本さんは「時代劇はとても久しぶりでしたし、そもそも経験値があまりなかったので、最初はちょっと身構えた部分もあったのですが、脚本を読ませていただいたらテンポの軽快さとゾッとする怖いシーンとのメリハリにものすごく引き込まれました。これを実写化したらどうなるんだろうというワクワク感、高揚感があり、撮影が楽しみでした」とコメント。

 続けて「僕は実年齢29歳で、19歳の右京之介と10歳も違うのですが、普段から幼く見られることが多いのであまり考えすぎず、とにかくこの右京之介という役を真っすぐ生きてみたら役柄の魅力が出てくるかなと思いながら向き合いました」と語った。

 上白石さんについては「僕はミュージカルに出演させていただく機会が多く、上白石さんもミュージカルに挑戦されている印象が強かったので、いつか舞台の上でお会いすることになると勝手に思い込んでいました。だから、こんな意表をついた形での初共演はビックリ。上白石さんがそのお人柄で現場を柔らかく包み込んでくださるので、毎日楽しく撮影させてもらいました」と振り返った。

 原作者の宮部さんは「駆け出しのころ、手探りで一生懸命に書き上げた懐かしい作品が、年月を経て、上白石萌音さんと京本大我さんという、今もっとも新鮮なパワーをお持ちの役者さんに演じていただくことで映像化されました。萌音さん、時代劇でも可愛い! お江戸の不思議ミステリーを、たくさんの視聴者の皆様に楽しんでいただけますよう願っております」とコメントを寄せた。

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