アニメータースキル検定:トレス・タップ割り検定の6級、5級申し込み開始 原画トレス、目パチ口パクが課題

アニメータースキル検定のイメージ
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 日本アニメフィルム文化連盟(NAFCA)が、アニメータースキル検定の申し込みをスタートした。アニメーターのスキルの土台となる動画の基礎であるトレスとタップ割りの技術を測るトレス・タップ割り検定の6級、5級の検定を11月9日に東京、大阪、名古屋、福岡、新潟で実施する。6級は原画トレス、5級は目パチ口パクが課題となる。

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 アニメータースキル検定は、制作、監督志望の人、アニメファンなどに向けて、画の技術と知識を測る。トレス・タップ割り検定は全ての受検者の回答をプロのアニメーター、動画監督が採点し、フィードバックを含めて受検者に返送する。 検定の公式テキストが9月上旬に発売される。

 日本アニメの市場規模は2023年度に3兆円に達する見込みではあるが、制作現場では人員不足やスキル不足が深刻な問題になっているという。20年前と比べると年間のアニメ製作本数は3倍以上になっているが、アニメーターの人数は、2010年は4500人程度、2020年は5200人程度となっている。「アニメに未来があることを信じたい」をビジョンとして掲げているNAFCAは、人材獲得、育成を目的に同検定をスタートするという。活動費用のためのクラウドファンディングも実施中。

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