ダンダダン
第12話「呪いの家へレッツゴー」
12月19日(木)放送分
人気アニメ「ガンダム」シリーズの「機動戦士ガンダム 復讐のレクイエム」が、Netflixで世界独占配信されている。シリーズ第1作「機動戦士ガンダム」の一年戦争のヨーロッパ戦線に焦点を当てた3Dのオリジナルアニメで、“世界に向けたガンダム”として制作された。同作に登場する地球連邦軍のMS(モビルスーツ)、ガンダムEXは、主人公の敵として登場することもあり、見るものに恐怖を与えるような存在として描かれている。なぜ、ガンダムEXは恐怖の対象として描かれれたのか?
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一年戦争の開戦から11カ月後、東欧のジオン軍占領下にある基地の一つが地球連邦軍に奪取され、宇宙から降りてきたばかりのイリヤ・ソラリたちジオン軍のレッド・ウルフ隊などの混成大隊が奪還に向かう……というストーリー。
ガンダムEXは、連邦軍が開発した最新鋭MS。敵地深部への強行偵察、後方撹乱のために地上での運動性能と稼働時間を重視して設計され、戦後の混乱で全ての開発資料が破棄されたため、詳細は不明となっている。パイロットは年齢、出自などが一切残されておらず、その本名も不明。
ガンダムEXは圧倒的な機動力、火力でジオン軍を圧倒する。ジオン軍の視点の作品ということもあって、主人公・ソラリから見ると、仲間を倒していくガンダムEXは、悪魔のように見えるはずだ。人間の目線で巨大なMSを描くことで、得体の知れない巨人に襲われるようにも感じる。「復讐のレクイエム」では、ガンダムへの恐怖が強調されている。
同作を手掛けたバンダイナムコフィルムワークスの彌富健一プロデューサーはインタビューで「テーマとしてあったのは“怖いガンダム”です。ジオン目線で描く作品なので、“白い悪魔”ガンダムに恐怖を感じるようなデザインにしようとしました」とも語っていた。
エラスマス・ブロスダウ監督は「今までのガンダムと違って、明らかにガンダムが敵だという印象を与えたかった」「ガンダムは死神、骸骨のようなデザインで、目を赤くすることで、明らかにヴィランと分かるようにしています」と説明していた。
胸部や太ももなどが骨のように見えるなど死神をイメージしてデザインされている。ヒーローというよりは、敵としてデザインされたことがよく分かる。
3Dゲーム制作ツール「Unreal Engine 5(アンリアル・エンジン5)」で制作されたこともあり、彌富プロデューサーは「CGで動かすので、ディテールも見せることができます。手描きでは難しいディテールも表現しようとしました」と話しており、ディテールも恐怖を感じる一因になっているようだ。
ソラリたちは、詳細不明、強力なガンダムEXに対してどのように抵抗するのか? ぜひ本編を確認してほしい。
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