ゴールドサンセット:追加キャストに小林聡美、毎田暖乃、風吹ジュンら実力派 2025年2月から放送・配信スタート

主演の内野聖陽さん(上段中央)ら「連続ドラマW ゴールドサンセット」の出演者(C)白尾悠/小学館 (C)2024 WOWOW INC.
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主演の内野聖陽さん(上段中央)ら「連続ドラマW ゴールドサンセット」の出演者(C)白尾悠/小学館 (C)2024 WOWOW INC.

 俳優の内野聖陽さんが主演を務めるWOWOWの連続ドラマ「連続ドラマW ゴールドサンセット」(全6話)の追加キャストとして、小林聡美さん、毎田暖乃さん、坂井真紀さん、和久井映見さん、三浦透子さん、風吹ジュンさんらが出演することが11月26日、明らかになった。特報映像第2弾が公開され、2025年2月から放送・配信がスタートすることも発表された。

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 同作は大森寿美男さんが監督と脚本を担当する。白尾悠さんの同名小説(小学館)の映像化で、内野さん演じる謎の老人・阿久津勇をはじめ、心に傷を抱えた人々が人生を見つめ直すヒューマンドラマ。

 小林さんは阿久津らが所属し、55歳以上が参加できる劇団「トーラスシアター」を立ち上げた演出家・小巻沢梨子役を演じる。毎田さんは心に傷を持ち、阿久津らとの出会いを通して自分自身と向き合う中学生・上村琴音、坂井さんは会社から突如リストラされ、再就職も婚活も上手くいかない太田千鹿子の役に挑む。

 和久井さんは職場での経験からトラウマを抱える三橋芳子、三浦さんは阿久津の過去の秘密を握る節子、風吹さんは気ままな老後を過ごしながら、ある一大決心をする太田紀江にキャスティング。ほかにも、六平直政さん、安藤玉恵さん、有薗芳記さん、津嘉山正種さん、益岡徹さん、今井隆文さん、平埜生成さん、根岸季衣さんら個性豊かな実力派ぞろいの布陣となっている。

 新たなキャストのコメントは以下の通り。

 ◇小林聡美さん

 それぞれの登場人物たちの人生を、演劇に昇華させるべく、力強く牽引していく演出家の役でした。まさに命を削って役者は役を演じる。そんな純粋な演劇の本質をあらためて突き付けられるような体験でした。

 夕陽の沈む瞬間の息をのむような美しさ。だれもが必死に生きていて、どんな人生も、黄昏時の美しさはそのすべてを祝福してくれているのだ、というメッセージが皆様に届きましたら嬉(うれ)しいです。

 ◇毎田暖乃さん

 今まで演じたことのない、自分と性格が真反対の女の子だったので、演じるのはとても難しかったです。でも琴音を演じさせていただいたことはすごく良い経験になり、私自身も成長させてくれた作品だと思います。

 「ゴールドサンセット」は皆さまの心に深く残る作品だと思います。劇中劇でリア王を演じる阿久津さん(内野さん)は圧巻です。ぜひご覧ください。

 ◇坂井真紀さん

 千鹿子の喜びや悲しみ、そして苦しみが胸にちくちくと刺さりました。千鹿子の手をぎゅーっと握りしめて一緒に頑張っていきたいと思い、撮影を終えた今も「千鹿子頑張れ」と心の片隅で思いたくなる女性でした。

 作中に出てくるチェーホフの一節に、私自身背中を押してもらったように思います。見てくださる方々にとって、この作品がそういう存在になってくれたらいいなと思っています。是非ご覧いただけましたら嬉しいです。

 ◇和久井映見さん

 抱えているもの、時間の経過、様々な人と関わりながら生きていく日々。芳子を演じながら、とても難しく、私自身も撮影中、無我夢中で歩んでいた気がします。けれどこの作品で過ごした時間といただいたご縁は、私にとって、本当にありがたい、宝物になりました。

 登場人物それぞれの人生や思い、せつなさや涙が重なり合い、大きなひとつの物語となって進んでいき……阿久津さんや琴音ちゃん、みんなの人生がどんなふうに紡がれていくのか……ぜひ、ご覧ください。

 ◇三浦透子さん

 阿久津の心に深く突き刺さるような眼差(まなざ)しを残せたらと思い演じました。内野さんの、隅々にまで全力で真摯に向き合ってくださるその姿勢、大森監督の、一文字へのこだわりと作品への愛情と共にお芝居できた経験は私の大きな学びになりました。

 演劇に対する愛とリスペクトに溢(あふ)れた現場でした。演じるという行為には、人を正直にさせる不思議な力があると思います。演劇にまだ触れたことがないという方にも是非観ていただきたい作品です。

 ◇風吹ジュンさん

 年齢を考えると不安ばかり、チャレンジャーと我を戒め、お受けした作品。探りながらのスタートでしたが、同じ業界にいながら、中々会えない方との共演は嬉しさも格別……。シェイクスピア作品初舞台を演じた(太田紀江さんの)演劇への憧れや、舞台を作り上げるプロセスで経験されたことは、私のリアルでもあります。

 阿久津役の内野さんは勿論、他の登場人物それぞれが抱える裏側のドラマも目が離せません。舞台の魅力を再々楽しめ大森寿美男監督の熱量が理解出来ます。

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