べらぼう:桐谷健太が「天明狂歌のスター」に! “幕臣にして、江戸随一の文化人”大田南畝役 「いい感じでやれている」

大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」で大田南畝/四方赤良を演じる桐谷健太さん (C)NHK
1 / 4
大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」で大田南畝/四方赤良を演じる桐谷健太さん (C)NHK

 俳優の横浜流星さん主演のNHK大河ドラマべらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」(総合、日曜午後8時ほか)の第20回「寝惚(ねぼ)けて候」が、5月25日に放送される。同回から、桐谷健太さんが大田南畝/四方赤良役で登場する。

あなたにオススメ

 大田南畝は、牛込の御徒組屋敷で生まれ育った幕臣。十代で出した狂詩集「寝惚先生文集」で一躍その名をとどろかせ、その後「四方赤良」という狂名で、天明狂歌をけん引する存在となる。批評家、戯作者など多彩な一面も持ち合わせ、蔦重(横浜さん)とは、南畝が書いた黄表紙評判記「菊寿草」をきっかけに、交流がスタートする。無類の酒好きでもある。

 桐谷さんは「南畝は、とっても明るい人なので、自分もすごく楽しくやってます。 収録の日は、なぜかみんな拍手して終わったりして(笑)。そういうのも、うれしいですよね」と明かす。

 狂歌のせりふ回しは独特だが「自分なりにやっている」という桐谷さん。

- 広告 -

 「南畝は、すごく言葉遊びをしていた方なので、それに音を合わせて言ってみたり、自分なりにやっているんですけど、せりふの一つ一つが頭に残るというか、こびりつくというか。どういう詠み方を、歌い方をしていたか実際に分かる人はもういないので、感覚とその場の空気感で、自分なりの南畝としての詠み方をいい感じでやれていると思います」

 南畝は「幕臣にして、江戸随一の文化人、天明狂歌のスター」だ。

 「激動の時代に『めでたいめでたい』と言いながら、世の中を明るくしようとした南畝の生きざまをほほ笑ましく見ていただけたらうれしいです」

 「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」は64作目の大河ドラマで、日本のメディア産業やポップカルチャーの礎を築いたとされる蔦屋重三郎(略して“蔦重”)の生涯を描く。脚本は一昨年、NHKで放送され、大きな話題となった「ドラマ10『大奥』」などで知られる森下佳子さんが手掛けている。

写真を見る全 4 枚

テレビ 最新記事