べらぼう:ついに“殻を破った”恋川春町! 岡山天音も「ターニングポイント、革命的な夜」

大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」で恋川春町(倉橋格)を演じる岡山天音さん (C)NHK
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大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」で恋川春町(倉橋格)を演じる岡山天音さん (C)NHK

 俳優の横浜流星さん主演のNHK大河ドラマべらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」(総合、日曜午後8時ほか)の第22回「小生、酒上(さけのうえの)不埒(ふらち)にて」が、6月8日に放送され、岡山天音さん演じる恋川春町(倉橋格)が、ついに“殻を破る”姿が描かれた。

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 第22回では、一度は“筆を折った”春町だが、周囲から皮肉屋としての才能を見いだされると、独自に編み出した「作り文字」を使って“再ブレーク”。「盗人」呼ばわりした政演(古川雄大さん)にも頭を下げ、渾身の“宴会芸”も披露した。

 春町役の岡山さんは、フンドシで踊る場面について、「春町がこれまで表現したことのない感情を表しているシーンでもあったし、春町にとってのターニングポイントでもあったと思います」と考えを明かし、「いろいろ(指導の)先生とも相談させていただいて、練習して臨んだので思い出深いです。春町にとって、好きな人が増えたんじゃないかと思います。そう言うとすごく素朴に聞こえますが、春町の世界にとっては割と革命的な夜だったんじゃないかなと思います」と振り返る。

 改めて、春町については「蔦重と仕事をするようになってからは、春町の人生が“人と出会う期”みたいなものに突入していたんじゃないかなと思います」としみじみしつつ、「『こんな人間もいるんだな』ということが短いスパンで訪れるようになったんじゃないかなと。春町は、人として未熟な部分を抱えて生きてきた人だと思うので、赤子がちょっとずつ歩けるようになっていくみたいに、小さく小さく実は成長しているところが、春町を演じさせていただくうえで感じる魅力です」と語った。

 「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」は64作目の大河ドラマで、日本のメディア産業やポップカルチャーの礎を築いたとされる蔦屋重三郎(略して“蔦重”)の生涯を描く。脚本は一昨年、NHKで放送され、大きな話題となった「ドラマ10『大奥』」などで知られる森下佳子さんが手掛けている。

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