あんぱん:“闇堕ち”じゃなかった! 健ちゃんの変わらぬ笑顔に視聴者安堵「昔のままでホッとした」「唯一の癒やし」

連続テレビ小説「あんぱん」第52回の一場面(C)NHK
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連続テレビ小説「あんぱん」第52回の一場面(C)NHK

 今田美桜さん主演のNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「あんぱん」(総合、月~土曜午前8時ほか)の第52回が6月10日に放送され、嵩(北村匠海さん)と健太郎(高橋文哉さん)の再会シーンに、視聴者の注目が集まった。

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 第51回(6月9日放送)では、嵩は高知連隊から小倉連隊に転属。新兵教育係の馬場(板橋駿谷さん)ら先輩兵士の厳しい指導の下で過酷な軍生活が始まった。ある日、馬場と甲田(萩原亮介さん)から戦闘帽を盗んだと濡れ衣を着せられた嵩は、自分ではないと否定するが聞き入れられず、何発も殴打される。そこに八木(妻夫木聡さん)が止めに入り、嵩に靴磨きを命じた。

 嵩が靴磨きをしていると、一人の兵士が近づいてきて「新兵! たるんどるぞ! 立て!」と声をかける。嵩が立ち上がり、その兵士の顔を見ると、先に出征していた親友の健太郎だった。嵩が「健ちゃん?」とつぶやくと、健太郎は「お前、何だと!?」と激昂。思わぬ返答に、嵩は「どうしちゃったんだよ……」と困惑。天真らんまんで、明るい笑顔が印象的だった健太郎の激変ぶりにショックを受けた視聴者も多かった。

 第52回では、人が変わったように厳しい表情の健太郎の前で、嵩が東京高等芸術学校の「図案科の歌」を口ずさむ。すると、健太郎も一緒に歌い始め、学生時代と変わらぬ笑顔を見せた。

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 半年前に入隊した健太郎は、現在は炊事班だといい、「炊事班はやばかよー。毎朝3時んたたき起こされて夜は遅くまで。炊事場はまるで戦場ったい」とぼやく。「俺は……殴られてばっかりだよ」と自嘲する嵩に、健太郎は「軍隊は頑張らんやつには死ぬよりつらかよ。頑張ればそれなりによかとこばい」と助言。嵩は「健ちゃん……たくましくなったな」とつぶやき、思いがけない再会に心が救われた。

 その後も、嵩が健太郎から八木について知っている情報を教えてもらったり、陸軍幹部候補生試験に挑む嵩に健太郎があんぱんを差し入れしたりと、2人の変わらぬ友情が描かれた。

 SNSでは「健ちゃんが昔の健ちゃんのままでホッとした」「健ちゃんが変わり果ててなくてよかった。歌の途中で殴られるんじゃないかとヒヤヒヤしたわ」「健ちゃん、闇堕(お)ちしたかと思ったよ〜昔のままで良かった」「友情に涙」「つらい描写が続く中、唯一の癒やし」など、安堵(あんど)の声が上がっていた。

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