19番目のカルテ:原作者が撮影現場を訪問 「ドラマの世界線がしっかり構築されている」 松本潤の印象も語る

日曜劇場「19番目のカルテ」の撮影現場を訪問した原作者の富士屋カツヒトさん(中央)(C)TBSスパークル/TBS
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日曜劇場「19番目のカルテ」の撮影現場を訪問した原作者の富士屋カツヒトさん(中央)(C)TBSスパークル/TBS

 7月13日にスタートする松本潤さん主演のTBS系日曜劇場「19番目のカルテ」(日曜午後9時)。患者の心や生活の背景をもとに最善の治療方法を見つけ、人間としての生き方そのものにも手を差し伸べる19番目の新しい科・総合診療医を描く作品だ。原作のマンガ「19番目のカルテ 徳重晃の問診」(ゼノンコミックス/コアミックス、連載中)を手がける富士屋カツヒトさんが、ドラマの撮影現場を訪問した。

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 スタジオに足を踏み入れた富士屋さんは、思わず「こういう感じなんだ!」と話した。魚虎総合病院に新設された「総合診療科」の医師・徳重(松本さん)が問診する診察室では「マンガではもう少し狭い医局を想定して描いているのですが、この建て付けは便利ですね」とドラマならではの世界観やリアリティーに感嘆の声をあげた。

 「作画の参考にさせてください」とさまざまな角度から熱心に写真を撮影した富士屋さんは、セット内の医療機器にも興味津々だった。その後、徳重、滝野みずき(小芝風花さん)、東郷康二郎(新田真剣佑さん)の3人がそろったシーンのリハーサルも見学した。富士屋さんは真剣な表情で3人の演技を見守り、時折うなずいていた。撮影現場に流れる和やかな空気に目を細める姿もあった。

 医師らの休憩室のセットで、松本さんと談笑した富士屋さん。松本さんから感想を伝えられると、富士屋さんは「ドラマならではの盛り上げ方・見せ方が、これから楽しみです」と語った。

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 撮影現場を見て回った富士屋さんは「診察室のセットを拝見して、必要なものがしっかりそろっていて、どこか懐かしい感じもあってうれしかったです。マンガでは、旧棟の片隅を改修して使っているような診察室をぼんやりと想定していたので、そんな“隅っこ感”を拾ってくださったのかなと。率直にうれしかったですね。マンガで描き切れなかったディテールを補ってくれているようで、実写ならではの情報量の多さが見ていて楽しいです」と述べた。

 さらに、キャストが発表された時から、ドラマ版「19番目のカルテ」として、きちんと世界を作ってくれていると感じていた、と指摘。「松本さんを見るともう“徳重だ!”と思ってしまいますし、滝野や康二郎たちの姿も含めて、このドラマの世界線がしっかり構築されていると感じています」と話した。

 松本さん演じる徳重については「現場で見ると近過ぎて緊張してしまったので、やっぱり画面越しで見たいですね(笑)。徳重の言葉のテンポや話し方など、細かな部分がどう仕上がるのか楽しみです」と期待していた。

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