19番目のカルテ:「優しさをなくしてしまったら僕たちは医者でいられない」 父親に意見した“康二郎”新田真剣佑に「よく言った」(ネタバレあり)

日曜劇場「19番目のカルテ」最終話の一場面 (C)TBSスパークル/TBS(撮影:加藤春日)
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日曜劇場「19番目のカルテ」最終話の一場面 (C)TBSスパークル/TBS(撮影:加藤春日)

 松本潤さん主演のTBS系日曜劇場「19番目のカルテ」(日曜午後9時)の最終話が9月7日に放送された。外科医の東郷康二郎(新田真剣佑さん)が、父親で外科部長の東郷陸郎(池田成志さん)に意見する場面が話題になった。

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 ◇以下、ネタバレがあります

 院長選当日。陸郎は「魚虎総合病院を守るため、必要な見直しを提案いたします。限られた人材を専門性と効率の両立が可能な部門、手術室、周術期管理、健診センターなどに集中させる。理想だけでは医療は成り立たない」と医師たちに訴えた。「冷酷と言われても結構。それでも私は責任を持ってこの道を選びます」と宣言し、会場からは拍手が巻き起こった。

 司会が「何かご質問はありますか? それでは次に移らせていただきます」と進行しようとすると、すっと手を上げたのは康二郎だった。陸郎は息子の行動に驚いたような顔を見せた。

 発言の場を与えられた康二郎は「東郷先生は今回の施策で小児科の縮小と総合診療科の廃止を掲げておられます」と切り出した。陸郎が「小児科の年間赤字額をご存じですか? 病院は慈善事業ではありません」と先手を打とうとしたが、康二郎は「分かっています。ですが、どれだけ高齢化が進んでも子どもはいます」とひるまず訴えた。

 さらに康二郎は「日本の医療制度には素晴らしい点がたくさんあります。でも制度は多くの人を守るためのもの。そこからこぼれてしまった人たちは? その人たちをいなかったことにできますか? 優しさだけでは医療は成り立たない。それは事実です。ですが、優しさをなくしてしまったら僕たちは医者でいられない」と父親に意見した。

 SNSでは「おぉ、康二郎先生がパパに食いついた」「康二郎、よく言った」「康二郎先生が父に真っ向から意見したのもかっこよかったな」「新田真剣佑かっけー」と話題になった。

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