べらぼうの世界:江戸を襲った大災害、田沼意次から松平定信へ 権力の移り変わりが見えてくる“一枚“ 「浮世絵EDO-LIFE」で

歌川広重「名所江戸百景 三つまたわかれの渕」安政4(1857)年=NHK提供
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歌川広重「名所江戸百景 三つまたわかれの渕」安政4(1857)年=NHK提供

 NHKの教養番組「浮世絵EDO-LIFE」では、同局の大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」(総合、日曜午後8時ほか)をより深く楽しむため、物語とリンクした浮世絵が毎週登場。8月15日は、午後6時からBSプレミアム4K、同11時50分からEテレで「べらぼうの世界 江戸洪水!田沼意次の栄華の街 その後」を再放送する。

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 今回紹介するのは、蔦重が亡くなって60年後に描かれた、風景画の名手・広重の作品。隅田川を帆掛け船が行き交う、のどかな一枚。実は蔦重の時代には、川の中に埋立地が造成され、江戸有数の繁華街が広がっていた。田沼意次の積極的な経済政策のもとで開発された街「中洲新地」だ。

 しかし、その街が全く消え去ったのは、一体なぜ? 謎をひもとくと、江戸を襲った大災害と、意次から松平定信へという、権力の移り変わりが見えてくる。

 「べらぼうの世界 江戸洪水!田沼意次の栄華の街 その後」は、今年3月19日に初回放送された。

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